転院が待ち受けていたもの
yonkichi, · カテゴリー: あれこれ月曜の夕方に母親の様子を見に行くと、私をすぐに認識し、自分が何故ここにいるのか、ここがどこなのかを聞いてくる程に意識や記憶がはっきりしていた。
病院名は既に先生や看護師の方から聞いていたのだろうが、理解できていないようだ。何にしても長年世話になっている担当医の先生の名前を呼ぶが、ここにはいない。電話が鳴り、カーテンをあけて私を覗くという事をいうので、きっと私が面会の電話を入れて、看護師の方が患者である母親の状態を確認した時の事を言っているのだろう。
電話は内線だから鳴るものだという事、ここは△△病院であって、家から遠いという事、昨日の未明に倒れて入院したという事、そして原因を調べる為に今しばらくここにいなければならないという事を伝えたのだが、通じている部分と通じていない部分があるようだった。迎えにきてくれたので帰るという事もいうのだが、これまでの母親とのやりとりから、ちょっと強い反応かもしれないが、昔からこのような行き違いのやりとりはあったという意味では随分元に戻ってきたという証拠でもある。
よい傾向だという事も認めた上で、今回の一件で脳にちょっとした影響があった可能性も否めない。ただ日曜の未明に倒れた時に会った母親はまったく私を理解していなかった事からすれば、良い状況だと思う。低ナトリウム血症の情報をググってみても、まさにその症状であった。
高額な入院費を払い続ける事は流石に厳しいが、ICUでできるだけ治療をしてくださるという事、そしてこれまで何十年と付き合ってきて信頼している○○病院に転院をしたいという母親の希望もあわせて検討して頂き、双方の病院関係者の方と主治医の配慮から今日、いつもの病院に転院する事になった。
車を出し、送っていってもいいといいというぐらいまでの症状になってきたという事もあり、兄が送り迎えをする事になった。申し訳ないが由にも立ち会って貰う事にして、私は会社へ。兄は仕事が大変なのだが、積極的に母親の面倒を診ようという気持ちになっている事にとても助かっている。昔はそれは酷いものだったのだが、兄も歳をとったという事なのか。私自身が健康上にハンディキャップを持っている分、健康だけが取り柄という兄に頑張って貰わないと私自身まいってしまうという事もわかってくれているようだった。ただ、由にもくーにもますます迷惑がかかる事は可能な限り避けたい。
普段の病院に戻る事で母親もご満悦なのだが、今回は状況はそうはいかない事件が待ち受けていた。
写真は母親が好きなデパチカ入り口。コロコロと太っているのも、裕福かつ自我をコントロールできない食生活をおくってきた証拠だ。膝も悪くなる。

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