丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

北東北の旅(3/7)

yonkichi, · カテゴリー:

丸い輝く太陽がのぼってまもなく、私は目を醒ました。そっと車外に出て、トイレへ。太陽はまだ低いが力強く地上の全てのものを照らしている。
由を起こし、まずは人がいないうちに階段国道の脇へエスクードを移動して記念撮影。車を駐車場に戻して、今度はくーを連れて階段国道を散歩する。
まずは下り。くーは嬉しそうだ。下りきり、民家の脇を通り、漁港まで足を伸ばす。その後来た道を戻るが、飼い主は階段を喘ぎながら昇る。くーは当然だが平気な笑顔。階段脇には紫陽花が枯れているのもあるが、まだ花をつけているのもあった。
中間地点にあった水場で一息。朝日に眩しい竜飛の漁村を眺めながら、ここまで来たんだなあとあらためて感慨深く思うのだった。
車に戻って今度は灯台脇の駐車場へ。まだ8時になったばかりだというのに、観光バスが1台。大勢の観光客が記念撮影に興じていた。くーを連れて灯台まで行き、車でバナナの朝食。くーにも食事をあげ、開いたばかりの土産物屋のおねえさんにくーは遊んで貰う。
道の駅みんまやに戻り、青函トンネルの地下駅へのアプローチがある展示館が開店するので少し待ったが、始発が9時で、往復で相当時間がかかりそうなので諦める。鉄なら確実に何はなくとも待つのだが、今日も結構走る予定なので、諦めて津軽を下る事にした。
途中トンネルの入口付近をみながら、青森市内へ。駅前ビルの地下にある市場食堂で、由は三色丼、私は中落ち丼と赤魚の塩焼きを食べた。中落ちがとてもおいしかった。他におやつのコロッケを買ったり、くー用にササミを2本買ったりしながら、ガソリンを入れ、一路下北半島へ。
25年前、横浜のあたりが眠くてたまらなかったのを思い出しながら尻屋崎へ。むつ市内は車も多く、ペースがあがらないのに少々焦る。目当ての寒立馬はゲート脇に居たが灯台のあたりにはおらず、馬糞だけがいたるところにあるだけだった。青空とさわやかな風はいいのだが、ちょっと散歩をして引き返す。ゲート脇で数台の観光者が寒立馬の写真を撮っていたので、我が家も停めて記念撮影。くーは案外平気だった。
またも我慢の移動後、むつ市内を経由して恐山へ。ここも25年ぶりなのだが、車や観光バスが沢山いて、妙な気分だった。イタコの皆さんも外のテントに並んでいた時と違い、ちゃんと建物の中に入っているらしく、くー連れでは会えなかった。ぐるっと宇曽利湖畔まで散歩して、夕暮れ近づく時間に追われながら、薬研へ向かう。今日車中泊する場所を明るいうちに決めておきたかったのだ。
薬研までの森の中のアップダウンを走る。一気に下るとそこが薬研渓流だ。奥薬研のダートになる手前まで行き、トイレのある駐車場をみつけたが、夜使えるかわからない。とりあえずレストハウスでおいしいと評判の豚丼の夕食を取り、情報収集。トイレに実際に行ってみると、自動照明で綺麗なのだが、裏山から熊が出そうだったので、もう少し下った所にある薬研駐車場で今晩は寝る事にした。
風呂は混浴露天ばかりだったので、頑張って下風呂温泉まで走った。もう少しで大間というロケーションの、共同浴場である大湯はよい雰囲気だった。熱めのお湯はすごく体が暖まり、真っ暗な帰り道に漁火の写真をまたスローシャッターで撮影していたのだが、体は冷えなかった。
薬研駐車場に戻り、私達だけしかいない中、寝床を作って21時にはお休みなさい。渓流の流れと虫の音だけが響き渡っていた。
写真は階段国道の上で。早朝なので観光客はまだいない。本州の北の端まで、よく自走して来たものだ。
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