丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

北海道旅行レポ最終日-その2

yonkichi, · カテゴリー:

フライトの時間までまだ少しあるので、性懲りもなく美瑛に戻る。そしてケーキがおいしそうなパン屋兼カフェ、「あうるのぱいん」でお茶しようと行くがお休み。近くの「ブラン・ルージュ」へ行くと、何とかやっているようでケーキセットで休憩。オーナーご夫妻と怒られたのか、子供がずっと泣いて歩きまわっているだけで、他にお客さんはいなかった。しかし天気は大荒れになってきて、地吹雪になってきた。くーをちょっとだけ外に出して、早めに空港へ。
空港で車を返し、チェックイン後、搭乗30分前にくーを預けるまで、由はお土産の買物。私は1階の片隅で3日ぶりにネットに繋げたりしていたが、ここでも入れ代わりたちかわり台湾人ツアー客に飲み込まれてしまった。場所がどんどん侵略され、くーのすぐ近くで大声を出したり拍手をしたりとたまったものではない。由が買物から帰ってきてすぐに外で少し散歩。これから2時間ちょっとまたくーにとっては恐怖の時間な訳だから、少しでも気分をリフレッシュしてもらわないと。
JALの愛想のない手荷物預所の年配の男性と若い女性に預けるが、こちらの心配をよそに何も言葉を発しない。無表情にくーを持ち上げて奥に置いた。失礼な係員にあたってしまった。預ける気持ちがどれだけ苦しくて辛いのか、まったく感じるそぶりもない。こういうJALのスタッフが、一生懸命に仕事をしている客室乗務員やスタッフたちのイメージに迷惑をかける。このスタッフだけが問題なのは分かっているが、やはり利用客としては不満なのは仕方がない。お金を取って行っている運輸「サービス」業なのだから。
探知機ゲートをくぐる直前に、20分の出発遅延といきなりアナウンス。くーの恐怖の時間は20分増えてしまった。しかし私達にはどうしようもない。涙を飲んで搭乗待合室へ。人ごみでどこにも座れず。椅子すら満足に数がない空港というのも問題ではないだろうか。旭川空港は初めて使うのだが、二度と使う気になれなくなってしまう。
相当に天気が荒れているようで、途中何度も大きく揺れた。その都度くーが気になる。結局定刻の30分遅れで出発。そして着陸前も上空での待機命令が出たようで、そこでも20分追加。結局3時間以上かかって、くーと再会となった。荷物のターンテーブルが動き出すのも、くーが出てくるのも今回は随分遅かった。天気が悪く、混んでいるのもわかるが、生き物んお扱いは迅速に対応できないものだろうか。不満が多く残る。
くーの引き取りをする所で、行きにくーを預けた若い女性地上スタッフに再会した。ちょっと話が通じない変わった子だと思っていたが、雑談をするとどうもダックスを飼っていて、今日も連れてきているという。また機内で意見カードを書いていた時に対応してくれた客室乗務員のチーフの方も、一生懸命であり、家族として犬を乗せている客に対して、運輸サービス業としての会社がフォローしきれていない事に心を痛めている。現場の人はみんな一生懸命なのに、サービスメニューとして、しなければならない事ができていない状況に対して、自分が何かできないかを悩んでいる。企業側は現場の声をなぜ真摯に受け止めて、対応をしていけないのだろうか。JALの評判は、そういうひとつひとつから、回復していけるはずなのに。
それこそ今後一切JALを使うのをやめ、ANAに全てカード類も移行する事も検討している。毎回心配をしなければならないようなサービスは、サービスとは言えない。
民間駐車場の送迎バスに乗ると、暖房で強烈に暑い。くーに15分だけガマンをして貰うが、怖い思いをした上に、苦しい環境に置かれて黙っていられる訳がない。何とかなだめる努力をする。バスの外はこれでもかという嵐だ。前が時折まったく見えなくなる。駐車場は屋根がある所なので、無事にロッキーを引き取る事ができた。
ワイパーが効かないほどの雨と風の中、レインボーブリッジが突風で閉鎖されている情報をPCで知ったので、平和島から首都高速に乗り、命懸けのような環境で早稲田まで一気に走った。部分的に雨が溜まっており、そこを通過するとハンドルがアウト側にひっぱられたり、豪雨で何度も前が見えなくなる状況だったので、スリル満点だった。
地元のハンバーガー屋で簡単な夕食を買って自宅に着くと、雨は殆どあがっていた。車もすっかり洗われたようになっていた。荷物降ろしも濡れずに済んだ。
あっという間の3泊4日の旅行だったが、由はそれなりに楽しかったと言っている。また富良野・美瑛を冬に来たいと言っているので、よかったと思う。私も楽しめた。くーがもっと気軽にかつ安全に飛行機に乗れるような時代に早くなってほしいと願うばかりである。
写真は圧巻だった十勝岳を望む露天風呂、凌雲閣より。冬の山の迫力を間近に感じる事ができる。
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