知床のダートは今年も通行止
yonkichi, · カテゴリー: 旅初めて知床のカムイワッカの滝へ行ったのは、1986年の夏の終わりだった。85年は五湖を回っただけだったのだが、バイクがRG250ガンマというフロントの方が径が小さい、2ストロークのレーサーレプリカだった。その為、夕方という時間もあって、諦めたのだった。
86年は、沖縄からの日本縦断中だったので、徹底的に回る予定だった。ただ行きたかったカムイワッカの滝には、人であふれていたのだが、その中で若い女性が洋服のまま滝壺に入った姿をみて、なぜかとても興ざめしてしまったのだった。この温泉は秘境でも何でもなく、単なる観光地だった事に気がついた瞬間だった。写っている写真には、私の仏頂面が写っていた。
カムイワッカにはその後、2度行っている。翌年のカムイワッカは、滝の上り口を塞ぐように路肩で並べられた観光客の車で埋まっていた。それこそ車たちはUターンするのに路肩を崩し、道にはバスが来るのかカーブ手前にはブレーキングの影響か、洗濯岩のように道が掘られ、酷い有り様だった。ブラインドコーナーを飛ばしてくるレンタカー。何度危険な目にあったろうか。それをみたからかなのか、カムイワッカへの思い出はよいものではないのだった。
知床五湖からカムイワッカの約11kmは、今年も夏の観光期間は通行止めになる。そのその分シャトルバスでのピストン輸送になるのだが、路面へのインパクトは実際どうなんだろうか。バスの方が未舗装路への影響は少なくない。人の入る数は減ったとしても、それはなくなった訳ではない。いっその事、5年間位は誰も行かなければ、随分マシになるのだろうかと思うのだが。
世界自然遺産に認定された知床。その分観光による収入も落ちる所もあれば、手前のウトロに落ちる収入は増える所もあるだろう。損得ではなく、知床という日本で有数の手つかずの自然を、どう守っていくか、どこまで人が容易に入れるようにするか、色々と決めなければならない。
写真は知床に向う途中、斜里の周辺で脇道のダートに入った所。

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