丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

うどん文化

yonkichi, · カテゴリー:

香川というよりは、うどんは関西の文化といってもいいと思う。関東の私は、関西風のだしのきいたうどんは、讃岐うどんでもあるのだが、関西のものという認識になるからだ。
映画、UDONが昨年公開されてから、ずっと見たかった。麺通団のほぼドキュメンタリーという事だが、役者はちゃんとしたのを使っている。ヒロインの小西真奈美はできすぎかもしれないが、ユースケ・サンタマリアは案外雰囲気はあっているのかもと思う。
ただ全てが関西弁で進むべき所だが、由にいわせるとこの人はネイティブじゃない、というのがすぐに分かってしまう。このあたりは役者が厳しいと感じる部分なのだろうか。日本の食文化、地域文化として方言も重要なファクターなのだ。
うどん屋めぐりをしたいと思ってから、ずっと行きたかったのはこの舞台になったエリアだ。どこでもいい、ロケ地を巡ってみたいと思っていた。実は映画自体を見たのは今年にはいってからなのだが、やはり目玉は松井製麺所。貯水池のほとりに建ち、讃岐富士とでもいうのだろうか。おわんを伏せたような山が見えるロケーションは素晴らしい。
実際に行ってみると、不思議な事におわんを伏せたような小さな山が沢山ある。自分がいる場所がわからなくなるほどだ。
製麺所型やセルフ型、店舗型という感じで色々なうどん屋があるのだが、やはり独特の雰囲気なのは製麺所。店舗ではなくまさに工場で表札のように小さく看板があるだけ。サッシの扉をカラカラと開けると、中では大きな鍋でうどんを煮て、奥ではトントンとうどんを打っている。扉の脇の小さなテーブルに薬味と天ぷらがおかれていて、椅子はない。外で立って食べるというのは当然のようなスタイルだ。
まさに旅を感じ、ソウルを感じる讃岐うどん。既に映画公開前後のブームが過ぎたあとではあるが、未だうどん行脚している旅人もいるし、お遍路さんの格好をした旅人、地元の農家の老夫婦など、ゾクゾクする雰囲気を目の当たりにする事ができた。
またいつか必ず行ってみたい。そう、必ず。
写真は映画「UDON」をみた人ならわかる、松井製麺所のあった場所。今はコンクリートが打たれていて、残念ながら建物はなくなってしまっている。残しておけばいいのにと思うのだった。
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