丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

思い立って雪国へ(その3)

yonkichi, · カテゴリー:

車に戻り、汗だくの上着を脱いで、スノーシューについた雪を落とす。靴をバックル2箇所でとめるタイプの、タブスのスノーシューを買ったのだが、パッキングにちょっとかさばる。これは失敗だった。案外ベルトの方がコンパクトになる。弟子屈在住の友人が、ワカンという和かんじきを使っていて、それが妙にいい感じだった。しかし実際に買うと私たちのスノーシューと同じぐらいするので、驚いた事を思い出す。
くーを拭いてクレートに入れ、飼い主は朝自宅で入れてきたコーヒーと紅茶を飲んで一息。時間が待ち合わせの15分前になったので移動開始である。
北杜市の若松の交差点の近くに、色々なおいしいお店が集まってきているようだ。我が家は地元の友人に教えて頂いた藤乃家へ。脇道を入り、車が擦れ違うのがやっとという細い道の先にそのお店はあった。1台店の前に軽自動車が停まっている。その中の後部座席に、ぬいぐるみのように2頭のゴールデンがオスワリしていた。ちょっと不思議な絵である。
その横に車を停めると、私たちは初対面となるご夫婦の旦那さんが出てきて下さった。思いのほか小柄の旦那さんに導かれて店内に入ると、5年前に品川駅のホームでお会いした奥さんが座られている。奥さんは一昨日、長い間の闘病生活から退院されてきたばかりの体であり、今回も無理になるとと思って気になっていたのだが、会って下さる事となったのだった。
このご夫婦は、日本の飼い犬の文化を少しでも育てていく手助けをしたいとはじめたウェブサイトの主催者の方だ。それまで家庭犬といえば、庭の犬小屋に繋ぎっぱなしで、散歩と食事やりだけが義務として日々淡々と行われてきた文化から、犬を家族の一員とし、犬という生き物を人間社会でも一緒に活動できるようにしつけや教養を身につけさせて行く過渡期から、NPO的な活動をライフワークとしてされてきている。今でもそれは続いていて、私達もくーを迎えるにあたり、多くの情報源として参考にさせて頂いたのだが、まさかその主催者の方と知り合い、こうしてお会いする機会ができるとは思ってもいなかった。
病気の話、犬の話、住まいの話など、おいしい蕎麦を食べながらあっという間に時間はすぎ、ご迷惑かとは思ったのだが、お住まいにお邪魔する事になった。軽自動車の後ろをついていく。
別荘地の中にある住まいには、小さなドッグランがあった。きれいな雪が一杯しきつめられてる中、ゴールデンのマリヤちゃんとカレンちゃんは、パパが投げるボールでひたすら遊びまわる。くーもそこに入れさせて頂いたが、予想通り近づかれると唸ったり吠えたり。しばらく慣れるまではと由が監視しながら遊んでやるのだった。
こんな別荘に住みたいと常々思っていた私は、ひとつの憧れが弟子屈の定宿、鱒やさんだ。今回現実的な別荘を目の当たりにして、やはりこういう生活がしたいなぁと思う。人ごみ嫌い、混雑嫌いな私は、毎日の通勤でイライラする事から開放されたいと思っている。いつか、こういう生活がしたいと思うのだった。
写真はお昼に食べた藤乃家のそば。ツヤとコシはしっかりしていて好み。もっと沢山食べればよかった。
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