丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

思い立って雪国へ(その9)

yonkichi, · カテゴリー:

清里の駅前へ移動。由が秋に来た時、駅前の濡れ煎餅がおいしかったと言うので寄ってみた。すると駅前は閑散として人気が殆どない。当然だが濡れ煎餅屋もシャッターが閉まっていた。土曜なのに、ちょっと寂しさを感じる。
そして、懐かしの八ヶ岳高原道路へ美し森交差点から入り、途中でどこかくーを遊ばせるような所がないかと走りながら走る。由がくーは充分疲れているからもういいよと言うのもあるが、結局よさそうな所は見つからない。
この八ヶ岳高原道路は、私が17歳の時、バイトでやっと頭金を貯めて買った新型で発売されて間もない、新車のHONDA XL250Rcを手に入れ、冬の雪道にアタックしようと腕もないのにリアタイヤに装着するチェーンを上野のチェーン製造会社で買い、向かった先だった。
浅はかというか、単なるガキというか、怖さを知らなかった。相模湖を越えるまでの濃霧でもうヘトヘトになり、まだ夜明け前のPAでトラックの運ちゃんに暖かい缶コーヒーを頂いたのを思い出す。もう帰ろうかと思ったが、意地があったのだろう、小淵沢まで長く長く感じたあと、ICを降りたのは8時頃だったと思う。そして当時は有料道路だったはずの八ヶ岳高原道路に入り、半分凍結している道でひたすら転んだ。
4~5回見事に転び、新車のXLは傷はつかなかったのだが、最後にクラッチレバーが根元から折れてしまった。これではもう走行ができない。チェーンなんか効く以前に、フロントが救われてしまう。圧雪路ならともかく、凍結していてはどうしようもないという事を、体で経験したのだった。17歳のガキが、250のオフ車でアイスバーンを走るなんてできるわけがない。せいぜいモンキーやスパイクを履いたカブ位なら何とかなったかもしれないが…
そんな苦い思い出が思い出される…と言いたい所だが、あっという間に小淵沢の町に入り、そのまま15時頃に高速に乗った。
八ヶ岳PAで由と運転を交代し、あとはスムーズに土曜の中央道上りを高井戸まで走り、洗車をしたかったがそこから我が家までのルート上に安いコイン洗車のスタンドがなかったため、汚れたまま自宅に16時すぎに到着した。
1泊2日だったが、スノーシューハイクも雪あそびもできたし、5年来の友人というよりは人生の先輩夫妻に再会できたし、おいしいものも食べたし、よい週末だった。今シーズンもう1度位は清里近辺に来たいと思うのだった。
写真は都内に入った途端に降り出した雪の中を走るエスクード。
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