ヒマラヤの麓で
yonkichi, · カテゴリー: 旅バックパックの旅をしていると、やはりその異国の地でバイクに乗って走りたくなる。それが、7000m、8000m峰を望む町、ネパールはポカラだとそれは夢のような話だ。
タイや台湾、ましてや中国大陸なんかをバイクで走るなんて、国際免許があったとしても、リスクが大きすぎてたじろいでしまう。知人の中には、そういう土地だろうともっと危険な南米や砂漠だろうとも、ツーリング目的に旅に出る人も少なくない。その人たちから薦められた事もあるのだが、なかなかその決心がつかない。
水曜どうでしょうでも、カブでベトナムを走る旅が楽しかった。ただその土地や国の背景も含めて、私はまず歩きたい。ボロボロの路線バスで苦労しながら旅をしたいとも思う。まったく別な旅として、バックパッカーというのにも憧れるのだった。
開陽台を始め、日本縦断の時などロングツーリングをしていると、多くのバックパッカー経験者とも出会う。ただ不思議な事に、両方をまんべんなくやっている人はなかなかいないようだった。海外に出る人は、日本をまわらないでいきなり海外に出てしまう事も多いようだし、逆に国内専門で海外は未経験か、もしくはツアーで少しだけ英語圏に旅をした事がある程度というのが多いように感じる。
そんな中で、海外の魅力をネパール人そっくりのボクちゃんやカイラスをも巡礼した先生など、まだ見ぬ海外の旅を聴き、どんな所なのかを想像しながらいつか旅する事もあるだろうと思いながら、地球の歩き方などを立ち読みする時もあった。
そしてとうとう海外バックパッカーデビューする日が来た。学生時代にヨーロッパを駆け足で巡るツアーには行った事があったが、往復の飛行機だけであとはフリーという、いわゆるスケルトンでの海外はまずタイから始まり、その次には夢にみたネパールだった。
タイではその壮絶な渋滞と小排気量のバイクタクシー、トゥクトゥクのアグレッシブな走りでおなか一杯になってしまった。またネパールでもカトマンドゥはやはり相当気をつけなければ、事故に会う確率も低くなさそうだった。交通ルールというよりは、臨機応変が全ての状況で求められる世界だった。何が起こってもおかしくないし、誰も助けてくれない。それが異国だ。
そしてポカラにやってきた時、これなら走れるかなと思った。丁度仲良くなったネパール人のゴビンダ氏の仲介で、やってきたバイクはインドのエスコット100。ヤマハのRDとほぼ同じモデルだが、インドの現地法人が作っている。殆どネパール国内でみかけるバイクは、このエスコットだったので、選べるような状況ではなかった。
免許は不要。単に「日本で乗ったことがあるか」と聴かれただけだ。保険も何もない。ヘルメットも強烈に臭かったのだが、頭にバンダナを巻いてかぶった。2ストロークの100ccで、ガソリンもオイルも粗悪なものだ。パワーなんかありゃしない。とはいえ、ポカラの町を抜け、チベット難民キャンプ近くのデビットフォールや、サランコットまでの峠道へ。それだけで楽しかった。
雲が空の低い場所に溜まっているが、その上に7000m弱の標高がある、アンナプルナ山系の霊峰、マチャプチャレが頭を出している。アンナプルナサウスの白い頂きも、想像を絶する位置に、そう空の中に浮かんでいた。そんな中バイクで走れる事は、大げさだが夢をみているようだった。
翌日から、そのダンプスという村を経由し、バイクで登ったサランコットまでを自分の足で歩く。トレッキングという奴だったが、ヘトヘトになり自分の足で歩く事の大変さと、その気持ち良さを大いに感じる事ができた。バイクとどちらがよいか?さあ、それはわからない。まったく別なのだと思う。共通なのは旅だという事だけだ。
ただバイクでヒマラヤの麓を走った。それは夢ではなく事実だった。非力なバイク?そんなのはどうでもよい。確かにツーリングできた事に、ひとつの夢を達成できた事が、嬉しかった。
写真はサランコットの丘の下、マチャプチャレを望んで。

確かに海外は日本に居ては考えられないほどリスクはあるよね。チベットを走っていたときも、招待所や食堂に日本人の写真とその家族からの捜索願?(この辺りを通ったはずだが見かけませんでしたか等)をいくつも見かけたし、ケニアのナイロビで知り合ったバックパッカーはコロンビアを旅したときそこで出会った日本人旅行者が目の前で暴漢に撃ち殺され、しかもやってきた現地の警官に犯人が金を渡してそのまま悠然と去っていったと言っていたし、知り合いの女の子はタイだか、インドでタクシーに乗ったら郊外でいきなり運転手からピストルを突きつけられ荷物と有り金を取られたといっていた。アフリカを一緒に旅した旅行会社の友人もナイロビで明るくなった朝6時に、歩いて5分のとこにある駐車場に走って車を取りに行ったところ、たちまち10人ほどの黒人に囲まれナイフを突きつけれられ、首を絞められ身ぐるみはがされた。ホテルで待っていたワシはなかなか戻ってこない彼に不安を感じていたが殺されなくてよかったよ。他にもあるけど怖いよね。でもそれでも行きたいんだよな。
あれ?よんきちはこぐちょをしっているんだ?ワシも何度か会ってキャンプをしたり呑んだりしたことがあるのだよ。この世界は案外狭いね。
前にも言ったかも知れないが、ネパールはまた行ってみたいな。なんかあの国はそこにいるだけでいい気持ちになれる、ホッとするような、でも神々しい白く高き嶺々に畏怖と憧憬を感じて心がソワソワしてしまうそんな不思議な気持ちになってしまう国なんだ。
ワシがネパールで乗ったバイクもエスコットだったな。途中の売店の店先でカワサキのバイクを見たときはうれしくて(カワサキ党なんでね)写真を撮ってしまったよ。見たことないやつでタイカワサキのか?
カトマンズの郊外では農民が道路に刈り入れた稲穂を置いて、車に踏ませて脱穀をやっていて、こっちとしては慣れていないので踏んでいいのか躊躇してしまったり、街を外れると家並みがとたんに貧しくなって、しかし道端のぼろぼろの服を着た子供達がみんないい笑顔で手を振ってくれたり、急峻な山肌のほとんどが棚田(畑)になっていて圧倒されたりと、なんか旅をしていていい感じだったね。
おはよー。眠いっす。(^_^;
ネパールで、日本語教員していた若い女性が、タンデムで事故って亡くなられた悲しい映画を見たことがあります。ネパールの子供たちを助けたくて、努力して、一時帰国する直前の悲劇でした。トラックが接触したとか。正直、ネパールならありえると思いました。
圧倒的にポカラなどは交通量が少ないので、そういうリスクも少ないんですが、都市圏は怖いです。ベトナムなんかでも信号ないでしょ。何が起きてもおかしくない。そういう意味ではこぐちょさん(私はおすきさんと呼んでるけど。(^_^;よんきち知ってる?って言えば話は通じるよん。)はスゲーと思います。何度も何度も誘ってくださったんですが、私には決心つきませんでした。
そうそう、プーンヒル近くの峠で私たちがトレッキングした前日にも、日本人が強盗にあったと聞きました。殺されたという話も聞きました。そういう話がゴロゴロしているのも、海外では普通なのかもしれません。そりゃ生活水準違いすぎるし、金持ってるもんね。
私もネパールは大好き。まあ強盗もいるだろうけど、人もいいし、沢山親切を貰ったし、何せ仏教のスタンスが人に迷惑をかけたり巻き込んだりしないのが好き。私は無宗教だけど、それだけは伝わりました。まあ日本人=ブッディストと言われて、ちょっとは考えないといかんなとは思いましたけど…(^_^;<いい加減。また行きたいですね。そして、ネパリといろんな話したり、ジャーマンベーカリーのシナモンロール食べながら、山見上げたい。(^_^;
ネパールはエスコットが多いのかな。カトマンドゥ近くで、ツーリング中のSX125モドキ(中国製)をみかけて、話かけた事があります。綺麗だったから、お金持ちかな。タイカワサキは175ccとか変なビキニカウルついたのとか、いろいろあるよね。でもタイでバイクタクシーに乗る度胸はないなー。トゥクトゥクだけでもういいや。(^_^;カトマンドゥでは白い電気で動く3輪や、普通の青い3輪も走ってましたが乗っていません。
そうそう、中国とかも車に踏ませて脱穀してるよね。いいんかいなと日本人は思ってしまう。雲南もそうだけど、棚田もこんな所にっていう位山奥にもあるよね。インドでバクシーシでしつこい子よりも、ネパールの子の方が素朴でほっとします。まあ物乞いは仕方ないですが…行きたいね、また。(^-^)