丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

最も丘が賑わう夜

yonkichi, · カテゴリー:

この週末、開陽台は1年で一番に賑わいだろう。今日のテント数はおよそ40を越えているという。開陽台ハイジーの家ののりちゃんの報告からだが、彼女がハイジーに勤務するようになってから、まめに仕事の終わり頃、野鳥の会よろしくテント数をカウントしてくれ、iMode掲示板の方に報告してくれている。この報告は今の丘の上の状況が判る、丘に今あがっていない者にとってとても重要なものなのだ。
その賑わいの中、きっと私の古い友人も1~2人はいるのではないかと思う。ただ昔のように、丘にいけば誰かがいるという時代も終わってしまい、偶然にその場で再会という事しかなくなってしまった。それも時代の流れだろうか。世代交代とも言われるが、正直な所私は今の開陽台の常連さんはよく分からない。私自身がそんなに長く滞在できなくなってしまった事もその大きな理由なのだが、それは別に仕方がないと思っている。
ただ変わっていく丘や、時代においても、あの丘の風景が好きで、あの丘の天候を楽しめ、あの丘に集まる人が好きな旅人が、今も私たちが温めていた時代のように大事にしていってくれる事を期待している。町に対してどうのという意見をした事もあったが、単純な事だ。営利目的でもない、純粋にあの場所が好きな者が、丘に長く滞在するようになるのは別に不思議な事ではない。
この夏も、多くの出会いと新しい開陽台の旅人が誕生している事だろう。昔ほど旅人は多くないだろうが、旅の世界以外においても高年齢化が進んでいるように、今の若者の世代はそれほどあの雄大な風景の中で過ごす時間や、旅で自分のフィールド外の旅人と知り合い、多くの事を学んだりする事に魅力を感じないようだ。私たちからすればとても残念な事だが、それは大きなお世話なのかもしれない。
これまで、いろいろな所で私はあの場所を知らない人や、あの場所にテントを張らず、昼間に一瞬立ち寄っただけの旅人たちに言ってきた事がある。それは強制でも何でもない。私自身も全都道府県を旅したが、それで全てを知ったとは言えない事はよく分かっている。だからこそ、伝えたい。
あの丘にテントを張って、夕陽、星空、朝日が見れるまで何度か通って欲しい。それが1度訪れただけで出会えたならラッキーかもしれないが、実はそれはアンラッキーなのだという事。霧に包まれ、真夏でも寒くてたまらないあの丘の姿も、その中で多くの旅人と出会い、語る事が、開陽台なのだという事。
私はなぜか、もう人生の半分以上の年月を、この丘のある人生として過ごしている。私の基盤がそこにあるといっても過言ではない。単なる北海道の東の丘が、なんでそこまでという事もあるのだが、私にとって、そういうものなのは事実だ。
今月末、昨年はあがれなかった丘にあがる。今度は新しい家族を連れてになる事で、楽しみな反面、天気もそれなりに恵まれてほしいと願う。
今この時間、きっと丘の上では色々なドラマが展開されている事だろう。あのシンとした空気の夜、今日は霧に包まれぼんやりした肌寒い空間で、会話は絶え間なく続く。そう、まるで夢の中のように…
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10 Responses to “最も丘が賑わう夜”

  1. なり より:

    最も丘が賑わう夜・・・・。
    あ~、とうとう、オイ等も兄者も今日で四十路ーズになりました。デビルも明日には四十路か・・・・。は~ァ・・・。確かに半分はかかわっているね。添付画像の開陽台は10年位前かな?点在するV400テントが気になります(笑)。

  2. よんきち より:

    なっちゃん
    誕生日おめでとう。私は昨年迎えましたがな。(T-T)16歳でバイク乗り始めて、19歳で初めて北海道にソロで行ったから、すっかり人生の半分以上は、丘があっての自分って奴でした。デビルも明日かー。でも私よりみんなしっかり子持ちだし、パパしてるよね。(^_^;
    そう写真はなっちゃんも居たはず。奥にはオカルトのテント群、手前にはしいたけのモスやら何から…92年位のお盆すぎだったはずです。Vは多かったよね。私は既に撤収して、手前で見渡している2人の右側、THORのゴアスーツです。開陽台を降りる朝ですね。KDX200SRで行ったときでした。この頃はまだモトクロスブーツ履いてたりして。(^_^;

  3. なり より:

    有り難うよんきち!わかった、今のWLAか、92年だったら結婚した年だからショベルのローライダーだったかな・・・。いずれにせよ80年代とはまた異なる楽しい時期でしたね!四十路になってこれと変わったのは携帯の機種(G’sOne)くらいで、気持ちは変わることがない。今はソフトでその当日のその場の星空も見ることはできるが、それは違う。実際はあの日、その場では霧雨だったかも知れないし、我等の眼界には人工衛星も横切るのも見えたし、なによりもパイプチェアーがひっくり返らんばかりに開口して圧倒された夜空の広さがあった。ビールでは酔わない8月の寒さと、快活な疲労感の眠たさが好きで、中々テントに入らず星を見ていた。光がとどかぬ深海で稀に食物を捕食する魚達とおなじく、わずかばかり幸せを感じていたかも知れない。今夜は晴れているってね。

  4. よんきち より:

    なっちゃん
    微妙だねー。きっとローライダーだったと思う。91年は確か、なっちゃんのローライダーを知床まで金沢さんで借りた1BOXでサルベージしに兄ちゃんたちと行ったよね。翌年だからまだWLAじゃないと思います。
    92年に結婚したんだね。もう13年かー。早いね。我が家はまだ8年ですが、何だか結婚前とは何も変わっていないかも。旅しないとね。
    あの夜や、何日も震える程の寒さの中、バカな話を延々としていた若い私たちは、生まれも育ちもみんなバラバラだったけど、何だかあそこで会うのが一番自然だったよね。蓋を開けたら、世代的に案外みんな近かったりして。世代的には私達はまん中くらいで、それよりちょっと若い連中、ちょっと上の連中があの時期丘に集っていたようで、今の開陽台にはどんな出会いと集まりが生まれているんだろうなぁって老婆心ながら気になってしまったりして。
    白髪のじいさんになった頃、夏にふらりとカブかなんかで開陽台に行ったら、知ってるジイさんが沢山居たら泣いちゃいそうだよね。(^_^;

  5. うりちゃん より:

    ばあさんもいるかもよ(爆)>よんきち様

  6. より:

    まぁ、すでに片足をつっこんているような気が…ワシね

  7. よんきち より:

    うりちゃん、せんせい
    是非丘で再会しましょう。まあまだしばらく余裕はあると思いますので…(^_^;
    そうそう、片足突っ込んでる?ギクっとしました。実はこの前から右足の甲が朝から痛いと思っていたら、どうやら痛風の気があるようで…ビールも飲まないんだけどなぁ。トシですか?(T-T)もう次から次へと…体力つけないとなぁ…

  8. 娘が成人すると60なんだよね(^^;
     じーさんの仲間に入れて下さい。
    丘で星を見上げた事が無いんで(^^; いつも曇ってた。

  9. よんきち より:

    おっとさん
    60って、そんなに遠くないよね。既に開陽台に行き始めたのが20年前なんだから、あと20年なんかあっという間なのかな…
    ただ、20前後から今までは、いろんな事があったけど、最近は辛い事も多いよね。年くうとそれなりに面倒な事も増えてくるし、逃げられない事もあるから。
    和琴ミーティングだって10周年やったんだから、これからも同じような事していくんだよね。どんどんみんな年くっていくのが10年サイクルで分かる。それもまあ、いいのかな。
    開陽台でゆっくりしたいなぁ。最低でも1カ月くらい。じいさんになったらできるかなぁ。(^-^;

  10. helloalive より:

    scene 10 中標津

    9月11日 北海道中標津町 晴 3441km
    17:00。開陽台(地図)着。開陽台は日本一の酪農地帯といわれる根釧平野から、その北に立つ斜里岳へ向かうゆる…

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