丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

夜へ。夜明けへ。

yonkichi, · カテゴリー:

夜通し走るのが好きな訳じゃない。ただ、渋滞が嫌いなだけ。
旅に出る時は、多くが深夜か夜更け。例えばフェリーが出る時間にあわせなければならない時は、その中で比較的快適に走れる時間を調整してスタートさせる。それが渋滞に巻き込まれそうであれば、現地に3時間くらい早く着いたってかまわない。極端だが、それほど渋滞が嫌いなのだ。
とはいえ、実際に走ると渋滞に巻き込まれない訳にはいかない。その場合は我慢なのだが、事前にわかっている時はできる限り予防措置を取るのが私の性格だ。まあ考えてもどうにもならないような事でも、努力をするというか、可能な限りやってみないと気が済まないらしい。非常に損な性格なのだと自分でも思う。
ただそれだけでなく、真っ暗な中に走り出す気分というのは、気分が高揚してくる。夜の匂い、夜の静けさ、夜はヘッドライトやテールランプの光が一緒に流れている中で、アクセルをあけ、走り続ける。今どこを走っているかもはっきりわからない。近くに山があっても、民家があってもわからない。月夜であれば、シルエットでわかるかもしれないが、人の気配は殆どといっていい程薄い。その時間は夜更けであり、一番自分が生きている時間として、濃密に感じられるのが夜なのだ。
これから長い夜になるのではない。これから夜が明けるまで、という時間が希望に向かっているようではないか。これから旅が始まるという気分になるではないか。まず最初の1歩が、まだ暗い時間に走り出す事が私にとって、旅の始まりなのだ。
夜があけてくる。ゆっくりと、じわじわと、それは感じられる。ある方向だけが少しづつ、薄いブルーに染まり、しばらくその時間が長く続く。そして自分のまわりの路面やガードレールなどがはっきりと認識できるようになった頃、オレンジ色が現れ、空を少しづつ染めていく。
太陽が出るまでの時間は、とても長く感じる。いわゆる地球の自転を感じるという事だろうか。これで旅が終わりなのではないが、長い長いプロローグがようやく終わり、本編が始まるというようなものだ。
写真は小樽に早朝到着、下船してスタートする時はまだ夜だった。走り出して銭函を越えたあたりから少しづつ明るくなり、浜益でR231からR451に入った所で雲の合間から太陽が差し込んだ。ここから本編が始まるというシーン。
20051007.jpg

4 Responses to “夜へ。夜明けへ。”

  1. 大昔、OutRiderで「夜を走る」というかっこいい企画があったなぁ
     もう、最近では夜走り続けら無くなってます(^^; 眠くて眠くて
    歳なのかねぇ、 最後に夜を走ったのはやはり新潟フェリー埠頭へ向かうときだったかも(^^;

  2. よんきち より:

    おっとさん、コメント連続ありがとう。(^-^)
    そうそう、新潟FTに向かう時も、大洗FTに向かう時も、夜から走り出しますね。小樽に着いた時も夜から走り出すし。旅の始まりは夜が似合うんです。
    一番最初、おっとさんと一緒に走った時、いつだったか憶えてる?しらびそ高原からの帰り。須藤さんのセローとおっとさんのアルティシアと私のKLX650で、途中入笠山で昼飯食いつつ、中央高速帰ったんだよね。その時、後ろからおっとさんがフラフラしているのを見ていたら、いきなりサービスエリアに入って行ったんだよね。寝てたって。(^_^;
    おっとさんは会った時から、眠い眠いって言っていたような気がします。(^_^;私は走っている時はそうそう眠くならないんだけど、限界に近づいてくると眠いというより、朦朧としてきます。新潟の手前の最後のPAで、やばいと思った時がありました。確かきりんちゃんと会った年かな。(^_^;

  3. 実は結構バイクで走りながら寝てることが多いんです(^^;
    やばいと思ったらホント止まらないとダメ(^^;
    その辺からして、マスツーリングは苦手です(^^;

  4. よんきち より:

    おっとさん、安全運転でお願いします…ハイ。(^_^;
    あの時も私と初めて一緒に走っているにもかかわらず、SAにハンドサインだけで入っていったので、ちょっとほっとしました。後ろから見ていてヤベーと思っていたんですよ。(^_^;

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください