丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

懐かしきホンコン

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

ホンコンといえば中国。マカオや九龍などを包括する坂の町。というと海外の話になるのだが、今回のホンコンはちょっと違う。
会社の同僚が、北海道の千歳の美々川へカヌーを漕ぎに行ってきた。今年はどうも北海道の晴天率が高いのか、非常に蒸し暑かったそうだ。気持ちのよさそうな青空の下、楽しそうな写真をみせて貰った。
千歳の川というと、あまり綺麗じゃないような感があるのだが、それなりに綺麗だったようだ。北海道の川といえば、天塩川から十勝川、釧路川などカヌーで糟行したい川が豊富なのだが、通して下れる川というのは実は少ない。何らかの手が加わっているのは、土建屋天国の北海道でもある訳で、ただそれ以上に広大な土地があるが為に、あまり目立たないだけなのだろう。
私自身はそんなに川下りはしたことがないのだが、カヤックでのリバーツーリングは好きだ。カナディアンよりもやはりカヤックの軽さに魅力を感じる。カナディアンでゆったりと下るのもいいのかもしれないが…その同僚は別に申し合わせた訳ではないのだが、まったく同じ艇を持っていた。持っていたというのは、既に転売してしまったので今は所有艇がないのだが、私の艇もいい加減ヤバい状態になっているだろう。転売もできない状態になっている事が想像できる。無駄な事をしてしまった。
その同僚がお土産を買ってきてくれた。北海道内ではメジャーな、S&B食品のホンコンヤキソバ。私が学生時代、北海道を旅している最中によくお世話になった。安売りの日には、ダンボールで買った事もある。なぜかS&B食品製なのに、内地ではあまりみかけない。
他にも道内ではメジャーな食べ物が色々とあるが、道内だけで売られている食品というのは結構ある。私が好んでテント生活をしていた道東の某丘は、日差しが照れば強烈に暑く、名物の霧や小雨に包まれている時は強烈に涼しい。町からも結構離れているので、雨の日にバイクで買い出しに行くのはなかなか大変なので、それなりに保存がきく食品をある程度ストックしていた。
ハイジーの家で食事を取れるのだが、そうしょっちゅう食べていたらお金がいくらあっても足らない。なので、キャンプでもある事から自炊をするのだが、和琴のキャンパーと違って、丘のキャンパーはインスタント系がやはり多い。料理好きなキャンパーがいると、エンゲル係数もあがるが難だが、おいしい料理をご相伴に預かれる。その為、その他の時用に、インスタントラーメンなどは必ずといっていい程ストックされていた。ルル(キタキツネ)に荒らされないように、ダンボールの中の貯蔵庫に入れられて…。
その中で、汁物ではなくさっと食べられるこのホンコンヤキソバは手軽で人気があった。おいしいかというと、決しておいしい訳ではなく、手軽なのだ。カップラーメンなどはゴミも出るし割高なので、袋のラーメンばかり買っていた。ダブルラーメンやマルタイなども併用したりしていた日々だった。
またお前、ホンコンか、という会話も交わした。私以外もホンコン愛好家が多く、あと一の市で買った野菜餃子100円なども人気があった(と思う)。自転車乗りなどは、白米を食べないと持たないと、一人でも3合とか炊いていた。私も自分一人でよく米は炊いたのだが、この頃から米炊きで食べられない状態になったというミスはない。なぜか、米炊きは得意なのだ。
今回、そんなものをお土産で買って来られ、笑うしかなかった。他の後輩などにも配ったらしいが、判る人は私だけしかいなかった。
これは、焼きそば好きの由のお昼になるだろう。
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8 Responses to “懐かしきホンコン”

  1. より:

    がさつといってはアレですが、そんな味が懐かしくなってきた。
    すっげー食べたいかも。
    通販でも買えるのね。でも味気ないかな。
    そういえば、アラビアンやきそばなんてのも存在していたりする。

  2. よんきち より:

    らんちょん
    コレをすっげー食べたいっていうヒトも珍しい?(^_^;
    そういえばさ、昔ビタミンカステラを貰いに神楽坂に行った気がします。
    有楽町の物産センターにあるかも。ちなみに2つもらったうちの1つは、独身の後輩にあげてしまいました。残念。(^_^;

  3. 北海道から帰って来ました

     実際には昨夜、帰宅したのですが、書き込みしてるひまがなかったのです。  しか

  4. のんき より:

    初めて見ました。馴染みがないので新鮮です。食べてみたいような、味が想像できるような・・・
    なんだか10年前に北海道を犬連れで放浪していた時のことを思い出して懐かしくなってしまいました。また行きたいな~。知床を拠点に野天風呂巡りの旅だったのですが、今でも数々の風呂は野趣を失わずにいるのかなぁ・・・
    よこんきさんは当然ご存知ですよね?

  5. よんきち より:

    のんきさん
    いや~単なるジャンクフード、即席焼きそばですよー。(^_^; 北海道は焼きそば弁当というのもありますよね。その土地の食文化って面白いです。旅の醍醐味ですよね。
    でものんきさんがホンコン食べているのは似合わない!オープンカフェでヒメちゃん横に、ストレートのアールグレイ飲みながらクッキーを、とかいうならわかりますけど…(^_^;
    雰囲気的には、コッフェルの中にポリタンから水を適当にドバドバ。ストーブに火を入れて、沸いたら麺を投入。水気がひくまでジュージューいわせて作り、コッフェルからホンコンを直接食べる…というのが正当?です。(^_^;
    知床の有名な温泉は色々ありますけど、有名な滝壺のカムイワッカは今年から確か完全に立ち入り禁止になったと思います。あと羅臼側の熊の湯も健在ですし、半島のどん突きの方にある屋根だけの相泊やほとんど海のセセキも変わってないと思います。
    私が行っていた当時から秘湯扱いだった薫別温泉(林道の途中)や、川北温泉(林道の突き当たりに湯船と脱衣所だけ残る)は、テント生活している時に度々出かけています。根北峠にある越川温泉も風情があります。カムイワッカ手前のYHがある岩尾別なんかもたまに入りました。
    昔、旅の日々のある日、養老牛温泉エリアのからまつの湯(林道途中)に入っていると、カップルが車でやってきて私たちがいるのに平然とその女性も湯船に入ってきた事がありました。凄い美人で、あわてて私は逃げるように上がってしまいましたが、まさかあの時の美人のんきさんだったりして。(^_^;
    からまつの湯
    http://www.nemuro.pref.hokkaido.jp/kanko/data/21-2-003.html

  6. のんき より:

    それはおそらく私ではないでしょうけど、混浴の露天などではあまり躊躇なく入りますね。なんか隠したりする方が妙にイヤラシイ気がして・・・道東の野天はトイレも脱衣所もないようなところも多いし、まったく気にしませんよ。
    もう名称も忘れてしまったけれど、斜里から羅臼に向かう周辺で、脇の林道奥にあった野天で、昔、営林所の人が穿った岩場の穴に雨水みたいのがたまっていて地熱で熱く、下を流れる川の水をバケツで汲み上げて温度を調整して入った風呂が印象的でした。湯があまりに汚いので後ろめたさを感じることなく、どんどんぬるくして犬達と一緒に入った思い出があります。
    なんとか仕事をやりくって、来月あたり行きたくなったなー。

  7. よんきち より:

    いや~混浴に慣れていないもので…(^_^; でも水着はあわないと思いますね。
    さすがですね、のんきさん。そこはきっとその周辺の露天では最上級ランクに位置する薫別温泉じゃないかと思います。普通は知らない所ですよ…(@_@)
    http://travel.biglobe.ne.jp/zekkei/spot/002.html
    林道も羆の棲息地の中なので、私が行ったときもビクビクものでした。レディちゃんヒメちゃんが居れば安心かな?(^_^;
    今年は3月に行ったのですが、由は秋に行きたいと言ってます。カラマツが真っ赤に染まり、山には雪が付く頃ですね。10月下旬が短い秋を感じられる季節です。(^-^)

  8. 香港風ではない(?)「ホンコンやきそば」

     先週は北海道に旅行に行ってきました。  前半はキャンプ、後半はホテル泊だったの

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