丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

想い出深い一冊の旅本

yonkichi, · カテゴリー:

アウトライダーという本がある。私は創刊号こそ手にいれなかったが、2号からずっと講読し、休刊するちょっと前まで定期購読していた。そう、最も私が長く定期購読していた本でもあったのだ。
アウトライダーは多くの旅好きなバイク乗りの読者が支えていた。過去形で話すのはおかしいのだが、復刊してからしばらくはまた購読していたのだが、実は最近は立ち読みする程度になってしまった。
私自身が旅に出られなくなってしまった事や、バイクに乗る機会が圧倒的に減ってしまった事なども原因なのだが、本を読むという事はそれとはまた違うと私は思う。本は好きなので、それが行けないチベットの本だろうが、生活に全く無関係なSF小説だろうが、読みたいものは読む。読む機会が減ってしまった事、買ってゆっくり読む価値を失ってしまったもの、という意味でも、私はアウトライダーから離れていっているようだった。
ただ私自身、アウトライダーの中から生まれたORPという集まりのスタッフは今だに続けている。昨年なんかは年1回の唯一の公式イベント、全国オフにすら行かなかったのだが、今年は何とか行きたいと思っている。スタッフらしい事もここ最近やっていないのだが、私にとって日本各地を旅してきた部分とはまた違うのだが、アウトライダーという本を通して知り合ったツーリスト達との繋がりは大事にしていきたいと思っている。
そんな中、私が一番想い出深く、今も保存版も含めて2冊持っている本がある。アウトライダー別冊北海道という本だ。それも初版に限られる。
恥ずかしい話だが、ここに由と私はそれぞれ1ページずつ、インタビューを受けている内容が掲載されている。私達の他に4人インタビューを受けているのだが、その中の2人は私の顔なじみの丘の友人だった。その中の一人は、昨日、一昨日とブログに書いたVIBESに載っている男だ。
私はこの本を大事に保管している。丁度私と由が結婚した夏に発売され、丘の帰りのフェリーでは、多くのツーリストがその本を持っていたのを思い出す。バレやしないのに、バレないだろうかと一人で勝手にドキドキしていた。
帰りのフェリーの乗船前、初対面だったが、丘でみかけた記憶のあった一人の旅人に声をかけられた。彼は結婚祝いにとフルサイズのチタンのおたまをむき出しのまま、私達にプレゼントしてくれたのだった。彼もこの夏の旅に、チタンの中華鍋とおたまのセットをバイクのリアに積み、祭りのハッピを着て旅していた。私たちがチタンの中華鍋は、友人からの結婚祝いで持っていると話をしたのがきっかけだった。
私はそのチタンのおたまをリアの荷物をパッキングしているストレッチコードに差し込み、乗船のアプローチを走ったのだった。
写真はその記念すべき本。見開きで向って右が私、左が由。
20070224.jpg

6 Responses to “想い出深い一冊の旅本”

  1. とのおか(和琴の) より:

    もちろん ぼくも 持っているよ。 そうそう その時 この人知ってるーって母や弟に自慢したっけ。 アウトライダー毎月買っていたのに、立ち読みになり、今じゃそれさえも。 北海道特集だけ買っています。

  2. よんきち より:

    とのさん
    え?これ持ってるんですか?お恥ずかしい…(^_^; 流石にもう持っている人はいないかなと思ったんですが…この本、2版目も出たようですが、内容が随分変わってしまって、まったく面白くなくなってしまいました。自分が出ているとか、友人が出ているからではなく、純粋に内容が初版はよかったと私は思っています。
    そう、北海道特集していると、今でも必ず内容をチェックします。そして結構な確率で買ってしまったりして。随分処分しましたけど、今でもまだ少し残っています。
    アウトライダーの内容が変わったのか、私たちの中でのアウトライダーが変わってしまったのかわかりませんが、ワクワクやドキドキする気持ちを感じられない本はやっぱり、買う事ができないようです。
    この本、紙質が安っぽい部分は既に色が変わってきてしまっていますが、私はとてもよくできた北海道ツーリング本だと思っています。

  3. のだて より:

    私も持っています(^^)
    手に取れる範囲の本棚に置きっぱなしなので、さすがに本の後半部分は茶色く変色してしまっていますが、・・・。
    アウトライダーを初めて手にした瞬間を覚えています。
    「ぐるり御嶽 から松赤く」といったキャッチフレーズでした。
    自分の住んでいた土地が南紀という観光地であったため、実際と比較してどの程度脚色されているかがその雑誌の信憑性を量る目安としていました。
    そういう点ではかなり信頼性のおける内容だったので定期的に購読していました。
    雑誌でココロときめくいい時代でしたね(^^)

  4. 和琴のおっと より:

    のだてさんの
    「ぐるり御嶽 から松赤く」自分も覚えてるわぁ 当時はワクワクして読んでいたなぁ。次の週末には、その場所にすぐ行ったりして、腰が軽かったなぁ

  5. なり より:

    懐かしい!これに自分も掲載させて頂ました。
    ので持ってます。。。。。
    このあたりから魚釣りに転落して川岸の枯れ木となって釣糸を垂れるようになりました。
    編集部さんの手違いでおそらくシェフさん?の写真を預かってます。大切に保管してあります、よんきちさん経由でお返しいたします。

  6. よんきち より:

    のだてさん
    のだてさんは私たちの結婚式に来て下さったので、持っているかなと思ってました。まだ手放されていないという所は、それなりに保存度が高いという事ですよね。(^_^;
    そうそう、変色しちゃってますよね。印刷物としては仕方ないのですが、その茶色くなっている部分に私達の記事が載っているので、ちと残念。
    記事の内容は殆ど忘れてしまっているけど、何だか伝わってくるパワーが凄く感じる本でした。写真もそうですが、特集など場所の選択も秀逸というか、あんなバイク本はなかったですね。
    おっとさん
    腰が軽かったって、こういう表現でいいのかな。(^_^; フットワークが軽いとかいうならそう思わないけど…
    残念ながら私はその特集は憶えてないですね。私はアウトライダーより前に、クシタニのTRAILから受けた影響は大きかったです。あれで北海道に行きたくて仕方なくなったもんなぁ。そう、開陽台の写真も載ってました。
    私はXL250Rcの時に、バイト代はたいてクシタニのプロトタイプブーツとトリックパンツを買ったんです。ブーツは10年位たってから、丘に通うきっかけになった出会になったS兄にあげたんだよなあ。
    おっとさんと初めて会った上野で、まめと3人全員がシェラの6/4マンパ(色違い)を着ていたのもよい思い出です。マンパは由が散歩用に今も愛用してます。(^_^;
    なっちゃん
    そそ、あとシェフ。あと名前だけだけどおっとさんも。(怪しいアダプターの部分)それだけでもうこの本はウチワ本!と言ってもいいんだけど、実はカラー写真部分も凄くよくできていました。なんで2版目があんなに酷くなっちゃったんだろうっていう位、初版はよくできてました。
    本って、なんか後半よくなるっていうのはあまりないですよね。力尽きちゃうのかな。私はきっと読者の先入観ではなくて、やっぱり本当に出来が違うんだと思います。作る予算の少なさなんていうのもよく聴いていますが、予算だけじゃないと思うんですよね。写真を読者のものを使ってできている本っていうのもありますが、何か伝わるものがあるのとないものの違いなんだと思います。
    シェフへはいつでも会えるんだけど、なっちゃんとは会う気にならないと会えないよね。でも大丈夫。必ずまた会えるから。きっとね、今度会った時は下らない話をするだけで、写真を返す事も受け取る事も忘れていると思う。旅人仲間ってそんなもんなんだと思うから。

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