丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

続・旅する本

yonkichi, · カテゴリー:

TRAILという小冊子があった。革ツナギやグラブやブーツはレースで一流ブランドとしても有名で、ツーリングジャケットもあまりセンスのよいものはなかったが、EXPLORERというブランドのモノは比較的好きだったクシタニが、各販売用のショップで売っていたものだ。
北海道編と、九州編の2つを私は持っている。本はもうぼろぼろで、ページが崩れ落ちそうな状態で、写真もカラーはちょっとだけ、白黒ばかりの本なのだが、オーラというか、少なくとも私にはこの本から力を感じていた。
最初この本を手にしたのは、高校時代。MR50に乗り始め、まだ未舗装のヤビツ峠や犬越路林道を走っていた頃だ。丁度高校の近くに支店があり、そこでガクラン姿の私はTRAILの北海道編を手に入れた。
今でこそそのショップはなくなってしまったが、その隣にあった小さいバイク屋には、大学を卒業し今の職についてから通うようになった。その時にはクシタニは経営難に陥り、厳しい店舗整理が行われていたのだった。
ビックバイクに乗るようになってからは、しばらく五反田のショップによく顔を出していた。高校時代のバイク乗りの友人では、最後まで乗り続けていた友人と一緒にだ。当時私はGPz900R、彼はブラッシュファクトリーでフルペイントをかけた、趣味のいいカスタムが施されたGPz1100。お互いKERKERサウンドを奏でながら、海や大観山までのショートツーリングをよくしたものだった。
そんな私だったが、高校時代からずっとオフロード好きだ。TRAILの北海道編はまさに林道中心。逆に九州編はワインディングをロードスポーツで駆け抜ける内容が多かったので、本の痛みは圧倒的に北海道編なのだった。
旅の匂いがする本。これもまさにその一つだ。またこういう本と出会えるだろうか。
写真はその2冊。痛んでいるが、宝物だ。
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2 Responses to “続・旅する本”

  1. 和琴のおっと より:

    うちにもあるなぁ(^^;
     これは宝物です。
    コイノボリ優子さんのサイン入りだし(^^;

  2. よんきち より:

    おっとさん
    私が持っているもので、あなたが持っていない本はないと思うんですが…(^_^;
    優子さんかぁ。今だに地平線の時、亜細亜会館を出る優子さんのセローがあまりに機敏に出て行ったのを思い出します。寺さんに色々書かれていたけど、結構アグレッシブな運転しますよね…由のセローはとんでもなく遅かったけどね。(^_^;

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