丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

この風景が広がる

yonkichi, · カテゴリー:

昨日の側道を登り切ると、今はこのようにバイクどめの小さいスペースが現れる。ここに到着し、イグニッションを切ると、今年もようやく来た、という気分で心の底からほっとできる瞬間を感じる事ができる。目の前には武佐サマが、また来たんかと言わんばかりに、堂々とその姿を見せ、風がささやいている。
丁度この写真は、朝苫小牧に到着。7時に港を出て、平取、日勝峠とノンストップで走り、上士幌でガソリンを補給。その後足寄、阿寒、弟子屈、そして開陽台とまたノンストップで走り、ハイジで昼飯を食べようと思って東武にも寄らずにここまで来た。到着は11時すぎ。サイドスタンドを出し、イグニッションを切って、ふらつく足で後ずさり、パチリと撮影。武佐サマにただいま、と声に出してみる。
誰かきていないか、ざっと見回しすが、見つける事ができない。というか面倒臭い。とりあえずハイジに向かうと、かあさんとのりちゃんが忙しそうに厨房で働いていた。フロアにはこの時は、ユーミちゃんがテーブルを片づけている。まずユーミちゃんが気づいてくれた。おかえり。そして奥からかあさんが中華鍋をふりながらこちらを向いておかえりと言ってくれた。はい、ただいま。
こうして、その道の向こうには安らげる空間とあの風景が待っていてくれるのだ。
テントサイトからみた顔がこちらに向かってやってくるのが見えた。ハイジの扉を開けて、少し離れたカウンターの席に腰掛け、こっちをみて声をかけてくる。やあ、久しぶり。みんなは町かい?
さあ、お楽しみはこれからだ。
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7 Responses to “この風景が広がる”

  1. より:

    武佐様に迎えてもらい、ハイジでかあさんに「おかえり~」と声をかけてもらう。
    恥ずかしいからあまりうれしい顔をしないけど、やさしい気持ちになるね。
    でも、ただ一度、ワシが首を骨折したとき、リハビリもそこそこに買ったばかりのKLEではやる気持ちに押されて丘にたどり着いたとき、「おかえり~」と言いながら駆け寄ってきて首に抱きつき、ぶら下がられたときは頭の中が真っ白になりました。叩き落とす訳にも行かず我慢してたけど、「病院に逆戻りになっちゃうかな?」と思いましたよ。(^。^;)
    ふくちゃんはね。彼が初めて丘に来たときにワシも居たらしいんだけど覚えてなくて再会したとき「せんせぇ」と呼ばれて、「だれだっけ?」と言ってしまったのだよ。「ひ、ひっでぇ~」と言われたけど、ワシ、そうゆうこと結構あるんだよね。

  2. じん@東横線 より:

    散々風切り音とエクゾーストをヘルメット越しに聞きまくって
    あそこについてイグニッション切った時
    感じますねぇ…
    車で、到着が下の駐車場であってもバイクの時のその感覚があるから
    気持ちは同じなんだけど、やはり実際にバイクで走ってきた時のコントラストとは
    全く別物なんだよねぇ
    あのイグニッションを切る一瞬のためだけにでも走る価値があると私は思います

  3. よんきち より:

    そうそう、4時間もずーっとひたすら走っていると、エンジンノイズやらロードノイズ、風切音などで感覚がマヒしちゃうんだよね。高速道路とかだと、シリコンオーディオにインナーイヤーのステレオイヤホン使ってラジオ聞いてましたけど、クリアな音色は無理だから、結局途中ではずしちゃったし。
    去年小樽で朝4時半に下船して、3時間半で豊富まで走り切ったとき、天塩のGSまではノンストップでしたが、結構寝不足もあわさってライダーズハイ状態でした。豊富は目的地じゃなかったから、イグニッション切っても別に疲れたーっていうのしかないんだけど、丘の上に到着した時だと、風の音と目の前の武佐サマの存在と、私の目的地に着いたという気分があわさって…言いようのないおだやかな気分になれます。
    車でも走り続けて到着したんであれば、あの馬の背(アプローチで一旦登りきった小高い丘)から開陽台が見えた時がまず一度目できますね。目的地があるというのは、やっぱり幸せなんでしょう。私にとってはそれは和琴じゃないんですよね。去年はじゃ、目的地に行ってないじゃないか、と言われるかもしれないけど、目的地に行かなかったらどうなるんだろうというのがあったのでした。でも結論からすれば、残念は残念だったけど、その分すーさんとおつきあいして面白かったです。台風の通過もあったし、まあこういう年があってもいいかなと。
    前どこかで書いたかもしれないんですが、KDX200SRで行った2度の夏のウチ、1度は自宅からの総走行距離が400km強だったので、バイク屋には北海道に行ってきた事を信じて貰えませんでした。だってずーっと雨だったんだもの。その時は雨の中、丘の上にあがってすがすがしい気分になれたかというと、テント張るのがすごく憂鬱でそれどころじゃない状況でした。逆に釧路航路がなくなってから、とりあえず約400kmは走らないと着かないので、それだけ到着の気分が違うのかもしれませんね。

  4. じんじんさん より:

    ソノ感覚に初めて出会ったのは、15年前。
    友達の車で、会社帰りにR299で蓼科へ夜通し走って(十石峠もちろんダートの時代)
    朝、寮の駐車場への下り坂を「キタぞ~」と
    アクセルオンで下り、ダート駐車場に飛び込んで
    サイドブレーキターンで止まった時。
    のような気がします。
    というわけで、また蓼科いってきま~す。(笑)

  5. よんきち より:

    おお、連休突入ですか。これから出るの?
    ゆっくりしてきてね。蓼科パラダイス寮に。(^-^)
    ああ、どっか高原でゆっくりしたいなー。
    足さえ大丈夫なら清里のあの宿に行くんだけどなー。まあおとなしくしてますわ…(T-T)

  6. パワースポット

    若いころから何度も来、あこがれていた北海道。 厳冬期を知らずに移住は語れないと、一月中旬に来道し、部屋を探して凍りついた大地をあちこち走り回った。