日本の道は美しい
yonkichi, · カテゴリー: 旅日本は海に囲まれた島国だ。
日本には道路が縦横無尽に通っている。以前道は全て繋がっているという話をしたが、これはあたりまえの話であり、でもあらためて思い返す事で、結構すごい事なんじゃないかって再確認したりしてしまう。今だに知床岬や礼文の東海岸に道がないというのも、それはそれで歩けばよろしい。また人が入る事で大切なものが失われるなら、好奇心やジャーナリズムは不要で何よりもルールを重んじればよい。
その日本の道には、走っていたり、ふと休憩する為に停まった所から振り返った視点から見る事で、ひとつの芸術作品に思える程美しい所がある。道は人や車が通る為に作られるものだが、それが貫かれる地形や、周りの風景、そして光と影が、息をのむ程にその存在を語りかけてくるような、そんな所と出会うと幸せな気分になれる。
とはいえ、メジャーな風景はいろいろなメディアで紹介されている事から、それほど新鮮味はないかもしれないが、私も写真でみた場所に実際にいき、何枚かの写真を撮ってみたが、その時の天気もあるのか、あきらかな写真の腕が違うのか、こんなもんか、という程度の写真しか撮れなかった。それが現実なのかもしれない。
やはりプロの撮影した写真は違うものだ。それをしみじみ感じたのは、初代のツーリングマガジン、アウトライダーだった。その中で風景の一部に溶け込み、旅を感じる写真を撮っていたのは、須藤カメラマン。他にもそれぞれポリシーが感じられる写真が沢山あり、ずっと講読していた。バイク雑誌ではなく、バイクで行く旅というまさに自分がバイクに乗る理由にリンクした、毎月楽しみにしていた本だった。
一昨年と昨年の夏の終わり、北海道でその須藤カメラマンと同行する事で、これまで開陽台中心の旅をしてきた私の方向性を少し区切りをつけたいという気持を整理できるかもしれないと思い、新しい旅に挑戦をしてみた。ただ須藤カメラマンの作品はそれこそ私じゃなくても、誰でも旅を感じさせるバイクと乗り手がいればできあがってしまう。とはいえ、実は自分がその作品の中に、ひとつの要素として加わっている事は正直嬉しかった。
写真という作品の中に、日本の繊細さや柔らかさが、島国という地形から、水と土が光と影にコントラストをきかせる風景。そんな中を自分が旅するのを、やはり私は好きなのだと思う。

その、ツーリング・フォトグラファー、須藤カメラマンの新しい本が出た。実際にバイクや車で日本をまわり、見つけた素晴らしい風景が本になった。この本をもって、旅に出るのもよいだろう。上が新作。下が旧作だ。
ひとりアウトライダー
旅に出ていて、自分が走っている姿を撮影したいと思うのは、かなり当然の事だと思う…
写真集の紹介
夏の北海道でニアミスばかりしている巨匠の新しい写真集が発売になりました。 素晴らしい写真ばかりなので、ぜひ買いましょう! 【日本百名道新版 絶景を走る】 …