南のパラダイス
yonkichi, · カテゴリー: 旅さて、一般的なサラリーマンな私は、一番幸せとも言える金曜の夜だったりする。明日から、久しぶりにカレンダーの並びがよく、長い連休に入るからだ。会社嫌いな私でも、もう何だかんだ言って10ン年勤務。年間年休数は限られているので、途方もない回数通勤し、途方もない回数満員列車に揺れられてきた。自分でもよく続いていると感心してしまう。
ちょっと前なら、これだけカレンダーの並びがよければ、迷う事なくどこかに旅に出た。やれ九州だ、四国だ、八重山だと、南方向に向かうのが通例だった。その玄関が川崎のフェリー埠頭だったり、有明の埠頭だったり、羽田空港だったりする。さすがに沖縄方面に向かう時は飛行機しか今は考えられないが、それも那覇行きの50時間でもうおなか一杯という経験があるというのもあるし、そこまで時間に余裕がある訳ではないというのが主な理由だ。
どこもまた行きたいと思える場所なのだが、やはりこの時期に宿泊回数として一番多いのは石垣島の米原キャンプ場かもしれない。あとは、せいぜい3~4泊程度だろう。その昔、某教団がここで集まって何か宗教活動をしていたり、指名手配になった幹部が逃げ込んでいたりして物騒な事に巻き込まれた時もあったが、それでなくても渡りや旅スレした気合の入った旅人がこのキャンプ場をランドマークにしている位、有名な所でもある。
炊事場は合計9つあり、私は主に屋根のない(なくなった、とも言う)第4炊事場周辺にテントを張っていた。なんでそこなのかわからないが、最初に訪れた時から第4だったのだ。しかし奥にいけば行く程、怪しさは増して長期滞在者が生活の匂いをさせながら暮らしている。私はせいぜい2~3挨拶を交わすだけで、親しくはならなかったが、今思うともうちょっと交流してもよかったかなと思ったりする。それだけ濃いキャンパーがここにはザラにいるというのも現実だ。
第4炊事場以外には屋根があり、奥の炊事場には洗濯物を干すロープや、食器を乾かす網がぶらさがり、石垣市図書館から借りてきた本が数冊綺麗に本棚に立っており、お徳用のシャンプーや食材が置かれていたりする。どうみても普通のキャンプ場とは思えないありさまだ。テントも殆どがコンパクトなテントであり、草や木に半分隠れるように張られて、どうみても移動できそうもない量のダンボールが積まれてブルーシートがかけられている。
米原キャンプ場は、米原ビーチに沿ってある。サイトとの境というよりは、砂浜に沿って奥に林があり、その林をくり抜くようにサイトが細長く広がっている。その為サイトは直射日光にはあたらないし、風が通るので過ごしやすい。ただ風がとまるので、夕方は蚊が出てくる時間は、林を抜け砂浜にいけば風があり、蚊にも刺されない。その土地の特性をわかれば、とても快適な空間になる。
日中はそれこそすばらしい米原リーフが広がるビーチが目の前だ。潮がひく頃リーフの落ち込みまで歩いていきながら、残った魚やタコを探すキャンパーもいる。夕陽が川平のあたりに落ちていき、美しい放射状の光の束が空を光らせ、しばらくすると満天の星空が現れる。それはまさにパラダイスだ。
夜には私の好きなリュウキュウコノハズクの鳴き声がテントの上で響き、テントの脇を少し大きめのヤドカリがごそごそ通過していく音でまどろむ夜、遠くで三線と指笛の音をききながら、明日何もしなければならない事の幸せに浸りつつ、眠る。
写真はその入り口。入って左手にある炊事場が第一だ。

米原、いいところでしたねえ。
離島がほとんどキャンプ禁止なので、テントも持っていかなくなってます。石垣も美崎町しか行っていなかったり(笑)
今回出会ったキャンパーさんは、嘉弥真島(小浜沖の無人島)で二泊してきた、って言ってました。
ヲノさん、コメントありがとうございます。
いやーヲノさんのように、南風見田経験のあるベテランの方からすれば、私なんておこちゃまです。米原はでも、メジャーすぎる位メジャーですが、私は結構好きでした。
でも離島はキャンプじゃなくてもいいかな、なんて思っています。素朴な民宿や、個性的な民宿もあるし、私は八重山は宿も泊まるのが楽しみだったりします。だからきっと同じスタイルですね。
今度遊びにきてねん。(^-^)