丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

天ぷらは難しい

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

夜半雨が降った関係で、少し涼しい風で目が覚めた。しかし、日中は何だか湿度が高く、おまけにゆっくり寝たのに妙に眠くて、朝ちょっと会社に繋いでサーバの稼働状況を監視したり掲示をしなおしたりした位で、結局やらなければならない事に手をつけたのは16時頃。貴重な休みの時間を消費してしまい少々自己嫌悪気味である。
重いページを何とか軽くする為にいろいろ考えているうちに夕食の時間。今日は昨日買ってきた山菜を片づけないといけないので、結局PCは一旦中断して台所へ。さて買ってきた山菜のウド、たらの芽、白木の芽をどうするか、考える。たらの芽はもう決まり。絶対に天ぷらだ。白木の芽も天ぷらがメジャーだろう。ウドは結構大きいもので、10本位入っていた。長さは60~70cm程。先端部分はやはり天ぷらとして、しっかりした茎部分をきんぴらとごまの和え物にすべく、皮をむき、アクを抜く為にお酢を入れた水にさらす。
「ウドのきんぴら」千切りにしたウドにニンジンも少し入れ、鷹の爪を入れて醤油とお酒と砂糖で甘辛く炒めてできあがり。また、茎部分を綺麗にむき、細いものは千切りにし、すりつぶしたゴマと出汁汁とマヨネーズで和え、仕上げに再度すりごまをかけて「ウドの胡麻マヨネーズ和え」のできあがり。あと太いウドの茎部分を乱切りにし、同じように人参も乱切り。軽くごま油で炒めて、牛肉の薄切りを炒め、醤油と砂糖とみりんとオイスターソース、ちょっとだけ豆板醤を入れて水気がなくなるまで炒めて「牛肉の甘辛煮」を作る。あとは、ホウレンソウと豆腐のシンプルな味噌汁と、天つゆを作り、いざ、天ぷらへととりかかる。
しかし、天ぷらは温度管理が難しい。ちゃんとした天ぷら鍋が欲しいとは思うのだが、家にはティファールのインジニオ鍋セットしかない。中くらいの鍋に油を大目にはり、いざ挑戦。今回は他に冷蔵庫にあった生しいたけと、舞茸を少し追加して山菜づくしとしてみた。
結局の所、油の温度なのだろうか。天ぷらは後片付けが面倒なのであまりやらない。キャンプでシェフが天ぷらをやっていて、いいなぁと思った反面、片づける事や油の飛びを考えるとあまり自分からやる気がおきない。何しろ天ぷらをしているうちに食欲が満たされてしまう。
昨日買ってきたたらの芽と白木の芽は、結構な量が入ってそれぞれ500円。ウドなどは相当な量が入って300円だった。何年か前に北海道へ山菜取りに行き、たらの芽、ウド、こごみをこれでもかと摘んできて天ぷらにしてもらって食べた事が思い出される。北海道で山菜を採るのは、羆を警戒する事が必要になる為、なかなか気軽に入りにくい。でも一度やるとなかなかこれが面白くてやめられない。毎年山菜採りの人が襲われる話もよく耳にするが、旬のものを食べるという意味では、山菜採りというのはやはり春の山の味で、その恩恵はずっと昔から感じてきているものなのだと思う。個人的にたらの芽の天ぷらは一番好きだ。あと舞茸の天ぷらも。
あまりに量があったので、明日は山菜天ぷらうどん、明後日あたりには、山菜天丼でも作る事になるかもしれない。明日こそは仕事をひとつ完全に終わらせよう。
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2 Responses to “天ぷらは難しい”

  1. かっちゃん より:

    料理は作る人の感性が現れますね。
    私などただ作るだけですが、よんきちさんの料理は人間性が現れている。いつも感心します。休み中に新しい料理にチャレンジ予定。
    GW明けに友人と千歳にある北大演習林に山菜採りにゆきます。あずき菜、私は初めて聞きましたが美味しいらしい。

  2. よんきち より:

    かっちゃん
    お褒め頂き恐縮です。そんな事ないですよ。適当なだけです。変わった料理が多いかもしれませんが、基本的に適当な料理なので、シェフみたいな芸術品のような料理は到底できませんし…お恥ずかしい料理です…。
    山菜、いいですよね。今日はお昼は山菜うどんでした。うどんは麺通団のものです。山盛りの山菜天ぷらはなかなか食べがいがありました。(^_^;
    あずき菜、私は食べた事ないですが、千歳周辺も結構羆と出会う可能性高いですから気をつけて。

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