草津温泉の旅2/4
yonkichi, · カテゴリー: 旅誰もいないペット用の温泉プールは、結構ちゃんとした大きさだった。お湯は冷たくはないがぬるま湯。犬にはこの位が丁度よい。
飼い主は濡れるので長靴とかがおいてあるのだが、私は膝までパンツをめくりあげて素足で入る。長方形のプールのまん中の半分に、2つの湯船がある。片方は大型犬用だが、要は小型犬用は底を浅くして足が着くようにしてある。まずはそこに入れるのだが、相当に嫌がって入らない。強引に入れると、おなかまで漬かって固まってしまった。
次に足がつかない深さのプール。15m程度の長さだろうか。ライフジャケットがサイズ別に置かれているので、嫌がるくーにそれを装着。把手を掴んで強引にプールに入れると、必死の形相で岸にあがろうとする。折角なので強引に片道を泳がせるのだが、頭が岸の方に向いているので斜め泳ぎになってしまっていた。足は必死に犬かきをしている。
くーは2度、川遊びの中で泳いでいる。しっかり泳げるはずなのだが、相当に嫌らしい。それまでも水に濡れる事は好きではないようだが、不思議と公園の泥水たまりには入る。今回はライジャケもつけているので安心なのだが、くーがあまりにも拒否するので、少しだけ泳がせて終了としてしまった。はたからみれば虐待に見えてしまいそうな状況だが、飼い主としては水泳で骨折後の筋肉を無理なく元に戻したいという気持ちがあるのだ。
結局プールに居たのは10分ほど。外でかるく拭いてやり、ドライヤーも立派なのがあったのだが使わずに部屋に戻って一息ついていると、スタッフから夕食の案内の電話が鳴った。本当は食事前に風呂に入りたかったが、食後だと貸し切りにできなくなるかもしれないと心配しながらくーを連れて食堂に向かった。
食堂には部分的にパーティションが置かれていた。全部ではないので、犬連れとそうではない客の仕切りとして使っていたのではないかと思われる。私達は2人対面テーブルで、片方の壁面はベンチシートになっている感じの並びに座った。左右犬連れに挟まれたが、くーはおとなしく足元で休んでいてくれた。
由は色々な意味でくーとこういう場所でもおとなしくしていられるようになって欲しいと思っている。そのために、K9の教室に行ったり、ドッグダンスやらしつけ教室に通っている。ひとつひとつがトレーニングでもあり、それは犬にとっても飼い主にとっても勉強になるのだった。
食事は既に並んでいた魚のソテーとスープは冷えていた。特の魚のソテーは固くなっていて切りにくい程。口コミにも書かれていたので、予想通りではあるが、やはり食事は宿の楽しみのひとつでもあるので、ちょっと残念だった。
そのあと鉄板に載ったステーキには熱々で音をたてていた。肉も切られており、食べやすい。オニオンソースがちょっと苦みが残ったが、ご飯はどんどん持ってきてくれるので、満腹。デザートもちゃんと盛りつけられたもので、食後のコーヒーもなかなかおいしかった。
ただ、非常に残念なのはこの食堂が禁煙ではないという事。久しぶりに食べながら煙に悩まされてしまった。今どき珍しいといえばそうなのだが、副流煙を客と愛犬に嗅がせる事のリスクはあまり考慮されていないようだった。早々に部屋に戻る。
戻る時に貸切露天風呂の事を宿主さんに聞くと、食後すぐなら貸し切りは大丈夫との事で、お願いしすぐに用意をして温泉へ。すると既に入口には部屋番号が書かれているメモと鍵がおかれていた。これは素早い。
お風呂は2人+犬では充分の大きさだった。犬用は人用の湯船から流れ出る先にあるので、結構熱いのではないかと思わされた。露天風呂から見える景色は、丁度湯畑の方向の温泉街と、その先に見える草津スキー場のナイター夜景。なかなか圧巻だった。
泉質はもっと硫黄臭がきついかと思っていたら、あまりせず、しかし酸っぱいようなしょっぱいような味がする湯だった。温度も熱めだったが、寒くて外にじっとしていられないので丁度いい。くーはうろうろ、湯船には入りたくないので困っているようだった。折角なので足だけはとつけてやるが、やっぱり嫌がっていた。
犬連れ家族で、貸し切りで温泉。それも夜景をみながら入れるなんてなかなかない。しかしくーはもう出たくて仕方がないらしく、飼い主が体を洗っている最中にも、出入り口の扉と飼い主を交互に見ているのだった。
しっかり温泉にも入って、腹は満腹。今日は湯畑でライトアップがあるようだったので、由は行きたいと言っていたのだが、予想通り部屋に戻ってベッドで横になっているとウトウトはじめてしまった。私は口コミで耳にしたマッサージチェアがあるというプレイルームに行ってみたが、ここでも煙草が臭くて断念。ちょっとしたベランダや屋上のミニドッグランの至る所に灰皿がおいてあるというのは、喘息の私にとっては恐怖に近かった。
私も諦めて部屋に戻ると、UDONをテレビでやっていて、もう何度目なのかわからないが思わず見てしまう。そのうち眠くなり、23時頃には就寝。
写真はプールに入れられて散々という表情で、必死に温泉に濡れた体をなめているくー。リハビリの前に、やはり泳ぐという事をもっと楽しく感じさせてやらればならないようだ。


