丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

相変わらず古い映画で

yonkichi, · カテゴリー:

バイクが出てくる映画は好きなので、古い映画をリッピングして、ポータブルマルチメディアプレーヤーに入れて持ち歩いている。流石に通勤時に1本は無理なのだが、まあそれなりに観ているとあっという間に時間はすぎてしまうので、うまく使えば気分転換になってよい。
今入っているのは、松田優作氏の遺作、ブラックレインや、片岡義男氏原作の彼のオートバイ、彼女の島などだ。どちらもストーリーやシュチュエイションの矛盾はいくらでもあるのだが、シーン的に好きな所があるので好きな作品と言える。
ブラックレインは強引なストーリーに流石ハリウッド映画という所で、日本なのか中国なのかよくわからない部分が目立つ。中で使われている日本語もおかしい所が多々あるが、日本人のそれも有名な俳優が演じている部分は素晴らしい。文化の違いがわかるのはやはりネイティブだけなのだろう。
シングルのオフ車にインラインフォーの音を重ねていたりするのはとてもよくあるパターン。この作品も多分に漏れず、2ストシングルのオフ車が集合管サウンドを奏でている。
日本のその筋の人々のシーンは、時代錯誤かもしれないが、それなりに雰囲気が出ていてよいと思うのだが、どうなのだろう。私もそんなものはよくわからない。忠実に映像化する訳ではなく、エンターティメント作品なのだからまあいいのではないかという程度だ。
そしてもうひとつ、なんと大林宣彦氏監督のカドカワ映画。原作はカドカワ文庫、配役も渡辺典子や原田貴和子と、カドカワ一色の映画なのだが、ちゃんとW3-RSやW1SAを使っている所は偉い。それを惜しげもなく転倒させる所は、ストーリーとは別に勿体ないと思ってしまう。
CB250RS-Zやヨンフォアが使われている部分は、時代がごっちゃになっているのだが、原作にはほぼ準拠しているので許される範囲だ。数少ないツーリングをシーンの中に取り込んでいる日本映画として観れば、観れない事はないのだが、時折あまりにも臭すぎるセリフやシーンに正直鳥肌を立てたりする事もできる作品だ。
好きなシーンは、やはり冒頭の信州は別所温泉へツーリングするシーンや、瀬戸内のフェリーのシーン。内容はどうでもいいのだ。
今はW650というバーティカルツインを再現した同じ路線のモデルがあって、一時期とても興味をもったのだが、私にはあまり向いてないような気がした。SRXのようなフェアリングなしのバイクで旅すると、汚れが隅々まで入り込んで大変なのだ。おまけに乗り手の体も汚れる。
バイクらしさのイメージでは、W3-RSは確かに美しく、音もよく、日本の旅するシーンに素晴らしく溶け込んでいると思うのだが、私としては別にカタナだっていいと思ってしまう。四国はRG250ガンマやXRで旅したのだが、流石にガンマは似合わなかった。日本の山村を旅する時に、絵になるバイクはやはり、私の趣味にあう車両でもある。
写真は阿蘇の外輪山。日本縦断の時、沖縄から九州は鹿児島に渡り、フェリーで宮崎に入ったあと、阿蘇まで霧島を抜け山の中を走った時のもの。日本の正しい山村風景をこの夏、これでもかと見て感じる事ができた。
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益子への旅2

yonkichi, · カテゴリー:

益子を出たのが14時半頃。私は渋滞の始まる予想となっている15時に柏付近を通過したかったのだが、既に遅くなってしまった。ただ渋滞も酷くなる前に通過できるだろうと思ったのだが、由がいつも通りの調子で、どこかくーと遊べる公園に行きたいと言い出し、益子の森とやらへ行く。
しかしあまり広い所ではなく、どちらかというとハイキングコースのような感じで、いい感じなのだが、私がこれ以上歩くと疲れるので、諦めて貰った。
それだけでは納まらず、笠間の陶器市である陶炎祭(ひまつり)にも行きたいと言いだした。これはもう渋滞は仕方がなさそうだ。笠間までの道すがらは、しっかり由はお休みタイム。看板が途中からなくなってしまい、少々迷っているうちに由が起きた。124円/Lのガソリンスタンドをみつけたのでとりあえず給油。スタンドの店員に陶炎祭会場を聴いてもあまりよくわからないというのは少々驚いたが、笠間芸術の森公園という看板があって、そこに行けば判るだろうと向うと、すぐに見失った陶炎祭の看板を見つけた。
駐車場を探していると、突然表示が出て通りすぎてしまった。その先を左に入ると、駐車場が満杯の手作り豆腐のお店を見つけた。そこにとりあえず行き、ついでに賑わったいるならとざる豆腐と豆乳ソフトを買い、あらためて陶炎祭の臨時駐車場へ向う。
そこは中学校だったのだが、警備員に話を聞くと、そこからは徒歩10分以上かかるらしい。何せ陶炎祭というのは初めてだった私たちは、くーもいるのでできれば近くまで行きたいというのと、時間も16時近かったので、会場まで車で再度移動する事にした。
会場の駐車場、北側はまだ数台の駐車車両が渋滞していた。ほどなくそれは料金の支払いでの渋滞だとおわかり、5分ほどで無事入れた。あとから調べると、北駐車場というのは一番混む所らしい。あと1時間ちょっとで終わる事から、何とかスムーズに入れたという事らしいのだ。
駐車してすぐに、どこが会場なのかさっぱりわからず、まず美術館のような高台に上ってみると、とても広い芝の勾配のついた広場に出た。くーは大喜びだったが、目的は陶炎祭会場だ。ほどなく看板をみつけてその広場から離れると、お祭りのようなゲートが見えた。
広々とした会場に、通路沿いにぎっしりとテントが並んでいる。まん中にはステージがあり、生演奏も行われている。益子よりも見やすく、広い。なかなか好感が持てる。作品は当然1時間ちょっとでは見切れず、あらためて来年は笠間の方にも1日くらい時間をかけたくなった。
食事ができる出店もなかなか色々とあって、若者が多かったように思える。益子は元々製造所や販売店がアウトレットを売る祭りのようなものだったのが、今では作家が自分のテントで出展したり、地元の人たちが野菜や味噌などを売りはじめ、拡大してきたもののようだが、笠間は陶芸家たちが自主的に祭りとしてはじめたイベントが成長してきたものらしい。なので、笠間の方は、案内地図にはテント毎に出展者の名前が記されており、お気に入りの作家を見つけやすいのがよい。益子は個人の出展テントは、足で探さなければならないのだ。
そういう意味で、どちらも味があってよい。陶器市はお祭りであり、見て歩くだけでなく、つまみ食いしながらゆっくりと過ごすにはよいイベントだ。
写真はこの日買った陶器一式。本当は小鉢と丼も欲しかったのだが、これといったものが見つからなかった。上に写っているしっぽは、言わずとしれたくーのもの。
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益子への旅1

yonkichi, · カテゴリー:

磁器よりも陶器が好きな我が家は、毎年この時期になると、益子へ足を伸ばす。くーがやってきてからも、2度くーを連れながら益子の城内坂を歩き回った。
愛用していた茶碗やコーヒーカップが、やはり長年使っていると欠けてしまったりするので、そろそろ行きたいと思い、私から提案したのだった。
ETC割引時間帯に出発。最近縁がある茎崎ドッグスポーツ公園のある谷田部を越えても、まだ先だという事に気がつき、益子はそれなりに遠いんだなと改めて思った。春と秋に行われる陶器市には、春の方がよく足を運んだが、秋に行ったこともある。その中で、宇都宮のビジホに1泊しつつ、宇都宮市内の餃子やスーパー回転鮨を楽しんだ時もあった。今回はいつも通り、日帰りだ。
ETC割引で安いので、北関東道の友部ICまで乗ろうと思ったのだが、少しでも節約しようと、結局いつも通り岩間ICで降りた。時間も早いという理由もある。途中のコンビニで朝食を買い、ゆっくり車の中で食べる。時間はまだ早く、9時からという公式の開催時間だが、7時半には到着しそうだ。
いつも使っている1~1.5車線しかない山道を走り、到着。しかしまだ殆どの駐車場が開いておらず、うろうろしてしまう。城内坂のまん中に停めた事もあったが、結構混雑して抜け出るまでに結構苦労した思いがあるので、往復を1回に絞り、ちょっと離れているが100円と書いてある駐車場に様子を見に行ってみる。
すると人のよさそうな栃木弁であまり意味がわからないおじいさんが用意をしていた。どうもお金は仕方なく取っているようで、そのお金も全て寄付してしまうそうだ。他に1台だけ停まっている巨大な広場に、ロッキーを停めた。
くーは早速誰もいない広い駐車スペースの芝を走り回る。少し運動させたあと、ゆっくりと城内坂方面へ歩いていくと、5分ほどで付いた。ゆっくり歩いていくと、我が家が毎年必ず立ち寄る井上窯でまず休憩。店はまだ開いたばかりで、ここでお茶するのが毎年のパターンなのだが、すっかり食事処になっていて、店の名前は陶知庵となっていた。スタッフの方もこれまでのおじさんと違い、大勢で運営しているようだった。
流石にまだ8時過ぎなので、ゆっくりと歩きだし、坂を下っていく。色々なテントが並んでいて、これだけをみていても楽しい。旅心をくすぐる調理屋や小物が並んでいる。たっぷり朝の紅茶が飲めるように、マグカップでよさそうなものや、茶碗でシンプルだけど暖かい感じがするものをみつけた。
毎年のように来ていると、ひいきの作家やエリアが出てくる。若手が頑張っている「かまぐれの丘」も好きな所だ。そこに寄るとくーが排泄タイムになってしまい、仕方なく何年か前にくーを広い芝生の上で遊ばせたメッセの会場に登ると、上にも多くの出展者がいた。そこらへんも眺めていると、裏に降りる道があり、折角だからとコースを変更して、一通り眺めていく。益子は脇の出展テントがどんどん増え、メインルートである城内坂以外から拡散してしまっている。つながりよく見ようとすると、行き止まりを戻ったりしなければならず、ちょっと不便なのだ。
ちょっと戻りながら、日差しがあまりにも強くて暑いので、これもいつも食べるジェラート屋でミルクとミルフィーユを注文して、一休み。
丼や小鉢を買ったことがあるお店で折り返し、途中タラの芽やウドなど天ぷらによさそうなものを探したり、お昼を食べる場所を探す。結局陶知庵に戻り、特製ランチプレートの筍ご飯と雑穀ご飯を頼む。でざートも頼みたかったが、何しろ混んでいたので、くーも落ち着かなくなりそうなので撤収。
一番端のつかもと陶芸広場を最後に見て、日差しが暑くバテバテの私とくーは、駐車場に戻りエアコンの効かせた車で、最後につかもと本店へ。ここは由だけが見にいく。気温は30度近いのではないだろうか。日差しが強烈で、エアコンがききにくい。くーに涼しい風が行くようにすると、運転席が暑い。
結局茶碗3ペア、マグカップ1ペア、ビアカップ1ペアと小さいボタンを3つという買い物をして今年の益子陶器市の成果となった。
写真はいつも昼食や休憩に使わせて頂いているリニューアルした陶知庵の前で。
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