丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

最初の相棒(1台目)

yonkichi, · カテゴリー: バイク

あいかわらずインフルエンザな日々。とうとう7日目に突入。今日も頭痛で朝から鎮痛剤のお世話になる日となる。
そんな体調なので、旅の話もできる訳なく、昔のバイクの話を。
ロクな写真がないので、とりあえずこんなものを貼り付けてみる。
私にとって最初のバイク、YAMAHA MR50 マスカットグリーンというハデな色のこのバイクを、友人から45000円で購入。今は亡き父親からクラッチワークを教わり、バイク乗りへの一歩を踏み出した。
きっかけは友人がもってきたHONDA MB5のカタログ。これが原付かと思わせるデザインと存在感だった。それまでバイクといえば、ゲルコートののっぺりしたフェアリングに、数字がかかれている味気ないレーサーの写真くらいしか知らず、それまで幼少の頃からずっと車にしか興味はなかった。それがこのカタログをきっかけに、高校1年の夏にいきなりバイクに目覚めるのであった。
当然新車なんか買える訳なく、友人が新車で購入したこのMR50を、私が譲り受ける事になり、一生懸命バイトした。ヘルメットも買うお金も当然なかったし、当時はノーヘルでもよかった事から、いきなりサングラスとスニーカーで恥ずかしながら乗り始める。そして、当然そのしっぺ返しを受ける事になる。
このバイクは道玄坂の中腹でコケたり、大垂水峠や房総半島の峠道、林道で何度もコカした。リアウィンカーがその度にはずれたり割れたり折れたりし、上野のパーツショップで何度追加購入したかわからないほどであった。しかし初めてのツーリングや林道走行を経験させてくれた大事な相棒だった。
房総半島の養老林道や嶺岡連絡林道、ヤビツ峠、犬越路など、東京近郊の林道を走りまわった。グリップしないキャラメルタイヤや、スカスカのフロントサスやリアサス、土砂降りでリークしたキルスイッチなど、色々問題はあったが、バイクらしいデザインは私とわくわくさせてくれた。
これに乗っていた期間は1年程度だったが、私のバイクライフがはじまるきっかけになった、記念すべきバイクである。その後知り合いに売られたあと、盗難にあい、偶然にも数年後私がその盗難にあった車両を見つけるというエピソードのあった、縁の深い車両である。
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2 Responses to “最初の相棒(1台目)”

  1. MR50 より:

    その写真のバイクは、私が初めて乗った(後ろに)バイクと同じ型だす(笑)
    その持ち主の弟が持ってたAR50Sをのちのち
    譲ってもらってバイク生活が始まったすね・・・
    初めて運転したのはなんだったかなぁ
    初めて運転したクラッチ付きはRZ-250Rだった。
    無免許だったし、歩道を10mくらい進んでおしまい
    だったけど(笑)

  2. よんきち より:

    へえー同じタイプだったんだ。これは、マスカットグリーンとギャラクシーシルバーという2色があった2型です。そう、無意味なモノクロスサスのアームが角形になった初期型とも言います。スチール丸パイプは、黄色が有名でした。
    この後、ちょっとシャレたカラーで白と黒の2色バージョンが最終型となりました。
    このバイク、熱ダレするわ、下ないわ、パワーないわ、タイヤグリップしないわで相当周囲からおいてけぼりを食らいました。でも思い出深いです。
    AR50は憧れ?でしたね。でも250に移行してしまいました。周囲では一番最初だったかな、中免取ったの。

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