丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

雨の香りと四季折々

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

日本は地球上の独立国という意味では、とても敷地面積は小さい。そして島国な為、四方は海に囲まれている。南北に細長いその地形は、色々な独自の自然や文化が生まれ、育まれてきたのだが、その中で実はとても大きなものを示す要素として、四季というものがあると思う。
日本の地形は、川の多さや山地の多さなどから、海に川の水が流れこむまでの間に生き物や文化が育まれてきた。そしてその地には、春夏秋冬という季節が生活や植物たちの生育に計り知れない恩恵をくれる。その中で夏という1年の中で一番暑い季節の前にやってくる梅雨というものが、大きな意味を持っている。
昨今異常気象と呼ばれ、空梅雨とか梅雨が長引くような事で、農作物に影響を与えている。安定した農作物を供給する側としても困る訳だ。ただ自然はそんな計算されるものではないので、農家は毎年の気象パターンにヒヤヒヤさせられる。ビニールハウスや品種改良などで、少々のアンバランスな天候に見舞われたとしても、供給量が確保できるように改良されているものも多いが、それをフォローできない異常気象も少なくない。
梅雨の期間は見事に雨が多い。そして春から夏の間という季節もあって、蒸し暑く、昆虫や動物も活発に動き出す。ダニやノミなどの害虫もそうだろう。犬を飼う家にとっては、ほぼ毎日行わなければならない散歩のあとのケアに時間をとられてしまう。最近は予防薬としてフロントラインなどがあるが、その効果や成分を聞くとできれば使いたくないと思わせるものばかり。手間を惜しんでは犬にとっても家の衛生環境にとっても影響が出てしまうのも現実だ。
そんな中、梅雨は紫陽花などの季節の植物が花を添える。梅雨の合間の休日に、近所に咲く紫陽花で記念撮影なんかもこの季節ならではだ。この季節感というのは、人にとってどれだけ文化的な影響を与えてくれるか計り知れない。短歌や俳句にしても季語はつきものだし、日本の四季折々の風景は心を和ませてくれる。そんな季節がある事を喜ばしく思う。
最近は不安定な国の政局や、増税だけでなく税金の用途の無責任さ、悪意に満ちた犯罪の増加、生活モラルの低下などで暗くなる昨今、日本人に生まれてよかったと素直に思えるのは、昔から変わらぬ季節や風景位なのかもしれない。
根本的な問題の解決は簡単には至らないかもしれないが、梅雨という季節に、これからやってくる夏を想いつつ、木々に染みついた雨の香りを嗅いでは、ほっと一息つく今日この頃だったりする。
昨夜の帰宅と今朝の通勤は激しく雨に降られた。すっかり膝下がびっしょりだ。
写真は雨の日、外を疎ましそうに眺めるくー、といいたい所だが、変な所まで入り込んで進むに進めない姿のくー。しっぽが下がっている。
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