丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

思い立って雪国へ(その7)

yonkichi, · カテゴリー:

今日も少しは雪あそびをしようと思って、まずは清里方面へ。
ただ冷え込んだせいか、昨日暖かくて溶けた雪が再凍結し、くーの足にはよくない状況になっている事が予想される。
サンメドゥズスキー場の奥に、よさそうな所があると聴いていたので行ってみる。数台の東京近郊ナンバーが追いついてくるので、適当な所で道をゆずってゆっくりと登っていく。
標高をあげていくとどんどん外気温が下がってくる。クルトさんを出た時は3度だったのが、今は-4度。スキー場になる場所というのは、やはり安定して氷点下になるような場所なんだなとあらためて思ってみる。
それなりにスキーヤーがいるようで、駐車場に車は結構入っていた。行き止まりもスキー場の施設らしく、関係者以外は入れないようになっていたのでいそいそとUターン。戻って通りすぎてきた美し森の駐車場に入ろうかと悩むが、サイクリングロードもスノーシューにはよいという情報を思い出し、美し森交差点から伸びるサイクリングロード周辺で車を停める場所がないか探すのだが、まったくない。
諦めて結局美し森の駐車場へ入れた。既に車が5~6台停まっていて、さきほど犬連れのスノーシューツアーの人が6~8人、奥へ入っていったのをみかけていたので、その人たち以外にもここに車を停めて森に入ったようだ。
車を停めると地面がガリガリに凍っているのがわかる。くーを下ろして靴をクロックスから軽登山靴に履き替えているうちに、由とくーはさっさと雪のある方へ行ってしまった。カメラを出したり、上着を着たりして、あとを追う。
すぐ目の前に展望台へ向う大きな木製の階段がつづら折りに登っていくのが見える。そこをどんどん登っていく由とくー。とりあえずついていくが、急なので結構大変だ。
雪の状態はやはり予想通り、一度溶けたのが再度凍結した感じで、くーの体重ぐらいなら問題ないが人が歩くと体重で沈む。ただそれほどバリバリではないので、スノーシューも不要。ビブラムブロックのソールだけで問題ないようだ。くーの足もこれなら大丈夫だろうと、そのまま頂上へ向ってゆっくりと歩く。空は真っ青で、風もそれほど酷くない。ただ冷え込んでいるので顔が少々痛い。
途中撮影をしながら振り返ると、なかなかの絶景だった。頂上付近には木道もあるのだが、狭くて危険。その先には大きな展望台があり、今の時期は閉鎖されているようだった。そこからは八ヶ岳の眺めが美しい。特に赤岳の雪稜は輝いている。くーは喜んで平坦な雪原を走り回る。
人が通ったあとがあり、それは展望台をかすめて森の奥へ向っていた。何の気なしに森の奥へ。
写真は白く輝く八ヶ岳は赤岳をバックに。
20090129.jpg

思い立って雪国へ(その6)

yonkichi, · カテゴリー:

締めたカーテンの隙間が少しづつ明るくなってきた。
くーは私が動くと必ず目をあけて見る。環境もあるのだろうが、これまでそっと立ち上がって近づいても目を醒まさなかった時は自宅で数回。大抵がすぐに目を醒ます。
くーの耳はよく動く。前に後ろにぐるりと方向がかわる。撫でると耳は後ろに倒れ、アジをしている時はハンドラーのいる方に耳が向いているのが面白い。よく聴いている証拠である。寝ている時は一番標準の角度で、ちょっと耳先が反りながら定位置で動かない。
旅行に出ているとなかなか安心して眠れないのか、ちょっとの物音で目を醒ましてしまうので、落ち着く環境を用意してやりたいと思う。一番苦手なのが子供。足音がドンドンと響き、高周波の声を出す事で、当然だがそれは隣近所に響く。それを夜中にされるととてもではないが落ち着いて眠れない。
ロッジクルト側からみればあまり嬉しくない事だが、今回は我が家以外に誰も泊まっていなかったので、安心して眠る事ができた。一般の宿に停まるとどうしてもそういう面で気をすり減らしてしまう。普通の宿でも決してくーから吠える事はないのだが、驚いて吠えてしまう事は人間だってある訳だから、くーのせいとは言えない。きっかけになった騒音に問題があるはずなのだが、犬に何を求めているのかわからないが、悪者になりがちというのも悲しい事実だ。人の方が余程不注意な事を普段からしているはずなのに。
朝までゆっくり眠れたのだが、流石にちょっと冷え込んでいたので、素早く布団から出て石油ファンヒーターを点火し、エアコンをかけた。そしてすぐにまた布団へ。なんとまだ湯たんぽが温かい。既に12時間以上経っているのにもかかわらずだ。
湯たんぽといっても、昔ながらの鉄のものではなく、赤いプラ製のもの。湯温も沸騰しているものを入れられる強度があるようだ。由はすっかり気に入ってしまい、このお湯がもったいなく、洗顔に使った程だった。
くーをちょっとだけ排泄散歩。外は結構冷え込んでいるが、それでも0度まで下がったかどうかという所だ。山の方は軽く氷点下を越えたようだが、このあたりはギリギリの線なのかもしれない。ドッグラン側からは南アルプスの山々が美しく見える。
フロントに全員で行き、朝のご挨拶。ここはB&Bなので、パンと飲み物が7時から用意されている。欲張って1切以外のパンを全てオーブンで温め、豆がセットされているコーヒーメーカーの電源を入れていれたてを頂く。紅茶はお湯があるので、ティーバックを入れて部屋に持ち帰る。
部屋の中にあるテーブルセットには、窓から朝日がさしこんでいた。くーにもマンマリゾの朝ごはんを出してやり、今日の予定を話しながら一緒に朝食タイム。
食後はゴミをまとめ、荷物を車へ積む。エンジンが冷えきっているのでアイドリングさせて、フロントに挨拶に行った。
鍵を渡し、お世話になりましたと言うと、オーナーがあの車はエスクードかねと言う。正直そう言われたのは初めてだったのだが、実は4WDがお好きなようで、ジムニーの走破性がお気に入りだという。Jeepに乗っていた事もあったそうで、相当なオフロードマニアのようだった。
以前ここに来た時には、ダイハツのロッキーだったと話したり、我が家は林道や雪の山もかまわず走るし、由が町中を運転するにも取り回しができるサイズという事でエスクードになったと伝えた。そして昨年の秋にリアシート部分をベッドにして、車中泊ができるようにしたというと、それをみて「これはいいな」と言って下さった。
そんな車や犬の話をしていると、出発するつもりが30分も経ってしまった。そうしているうちに奥さんもいらっしゃり、お二人に挨拶ができてラッキーだった。またそれほど遠くない時期にきたいというと、昨日来ていたボーダーコリーの飼い主さんが近所でさくらんぼを作っているので、その時に来るとよいと言われる。
快適な一夜を過ごし、色々な話しをして2日目の旅のスタートとなった。
写真はロッジクルトのフロント前。平日だった事もあって、貸切りだった。
20090128.jpg

思い立って雪国へ(その5)

yonkichi, · カテゴリー:

魚ZENZOWさんには予約の5分前に到着。すると丁度友人ご夫妻も到着したての所だった。駐車場が狭くて困ったが、静かにくーが寝られるように一番奥に停めて店へ。
入口からしておしゃれな蔵風の建物を入ると、間取りが複雑な店内で一瞬迷う。店の人が案内してくれたスペースに既にメニューを見ている由がいた。
海産物大好きな由がきっと喜ぶだろうと思い、友人ご夫妻にお願いしていたのだが、出てくる料理はここが山梨の標高1500m近くとは思えない、新鮮な海産物ばかりだった。横浜の中央卸売市場から直送とかいてあるが、宮城県産の牡蠣や、刺身の盛り合わせは驚くほど豪華でおいしかった。鯨の竜田揚げや、ゴボウのフライとか、どれもおいしい。由だけが日本酒を頂いたのだが、久しぶりの日本酒で相当に酔いがまわったらしい。ずっと犬や旅の話で盛り上がった。
何時間話をしただろうか。正直、犬を飼うのも人生という面でも大先輩のご夫婦と、話題は大丈夫だろうかと不安だったのだが、やはり犬という共通の話題があれば、いくらでも話が出てくるものらしい。そして我が家はまだその入り口にたったばかりだが、犬を飼うというだけでなく、生活レベルや犬の存在と生活を、今よりも向上させる為に日々勉強したり行動しているという視点から、話は尽きないのかもしれない。
名残惜しいが2時間半の楽しい食事の時間は終了。最後に駐車場でくーを出して、ご挨拶をし、再会を約束してわかれた。
由は結構お酒がまわったらしく、今にも寝たいようだ。21時半すぎにロッジクルトに戻り、明日の予定が何も決まっていない事を気にしつつも、私はちょっとだけPCで明日の情報収集。天気予報と、明日のポイントをちょっとだけ確認し、ガイドブックを読もうと思ったが私も眠くなってきた。
布団は湯たんぽのおかげでほんのり温かく、とても快適だった。由はすっかり湯たんぽが気に入ってしまい、帰ったら買おうといいながら、すぐに寝息をたてていた。
写真はZENZOWさんの一品、宮城産の大きな牡蠣。私は苦手なので、由が頂いた。
20090127.jpg