丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

富士裾野小旅行その2

yonkichi, · カテゴリー:

さて土曜の話なのに今日は日曜。それも土曜の朝6時頃までしか書けていなかった。その続き。
田舎の町並みを感じるR139で都留の町を抜け、峠へ向かう。しばらくきつい登りが続き、頂上付近は道志トンネルでパス。下りも結構いい感じの峠だ。ただ時間も早いので、ペースをあげたつもりはないのだが、由がちょっと酔ってしまったようだ。道志側沿いのR413に出てしばらくいくと、道の駅どうしがあり、そこで休憩。さわやかな山の空気で、眠気が少し醒めた。
まだ施設は閉まっているが、バイクのツーリストが結構休憩している。暖かいコーヒーを買い、ちょっとした芝生のあるベンチで休憩。くーは匂いかぎに忙しい。ひと休憩したあと、河原に降りられる場所があるので、川遊び。水はなかなか綺麗だ。くーは何だか興奮気味に、でも泳ぐ事はせず、うろうろしている。私が岩をつたっていくと、くーもそこまで来ようとするのだが、足を踏み外してあわてる事も。
すっかり濡れてしまったくーを拭いて、再出発。山中湖方面へはゆるやかなコーナーの続く川沿いの道だ。昔はよく道志川沿いにキャンプをしにきたのだが、この川沿いはキャンプブームでキャンプ場が乱立。それも1泊数千円というのが基準になってしまい、今ではあまり訪れる事はなくなってしまった。青根のあたりはまだ好きだが、川の水の綺麗さでは、ちょっと支流に入りたくなる程汚れてしまった。
山中湖の県道側に入ると、美しい逆さ富士が。雪をかぶっていない夏の富士山だが、雄大だ。写真でも撮ろうかと思ったが、駐車場ではいい写真も撮れないのでパス。次の目的地、忍野八海へ。
忍野にちゃんと立ち寄るのは初めて。駐車場も混むと思っていたが、流石に土曜の朝8時では、ガラガラだ。停める場所にちょっと悩んで行ったり来たりするが、まだ殆ど店が開いていないので、とりあえず開いている店で焼きたてのよもぎ餅と、みたらし団子を食べる。まだ朝食を取っていないので、腹ぺこなのだ。くーには家を出る前にガツンと食わせているので、夜まで大丈夫。
道東の神の子池のように、湖底からこんこんと水が沸き出ている忍野八海はなかなか見応えがある。ただ、朝だったせいか、太陽光が斜めに池に差し込み、沸きだしている底の部分がよく見えない。これは残念だった。
周辺それもはずれまでうろうろと散歩をしつつ、何だかちょっと遠野の河童淵のような雰囲気でいい気分。人も少ないし、この時間に観光地をうろつくのは正解だった。さわやかな北よりの風が、また散歩に最適だった。
戻って来ると車が熱い。快晴の空、日陰は素晴らしく涼しく、風も今日は北よりの風で乾燥していてさわやかなのだが、なんせ日差しが強い。エアコンをかけて車内を冷やしてから、くーを載せて移動。今度は富士吉田名物のうどんを食べに、町の中心地へ向かう。
写真は忍野八海のひとつ、お釜池に向う途中の、なんだか遠野の河童淵を思い出させる橋の上で。
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富士裾野小旅行その1

yonkichi, · カテゴリー:

富士五湖小旅行その1
今日は御殿場セミナーの日。といっても16時からなので、それまではゆっくりできる。
先週はチャレンジのつもりで、ゆっくり寝坊して、11時に家を出たのだが、夏休み最後の週末という事もあり、4時間以上かかってしまった。やはりETC割引時間帯に抜けるのが私としては気持ちもよいし、危険な目にあう状況をある程度避ける事ができるので、由と相談の上、5時すぎに家を出る事にした。
そして前日の夜、突然プランを思い立って由に相談すると、あまり乗り気ではなさそうだったが、そのプランを試してみる事にした。単に由は朝めっぽう弱いので、5時前に起きるのが嫌なのもある。あと私が朝早くに起きて行動すると、疲れて最後は燃料切れになってしまうのを心配してくれているのもある。
私としては、渋滞に巻き込まれてイライラしたり心配になるよりも、はるかに気分的に楽なので、早朝出の方がいいと思っている。そして、私は朝4時に起床。準備をして、4時半に由とくーを起こし、5時15分に出発した。目指すは初台の首都高ランプ。
我が家からのアプローチでは、実はトータルの距離は殆ど変わらないという、これまでの東名の東京-御殿場ルートと別に、中央道の高井戸-河口湖ルートがある事は知っていたのだが、今回初めてそのルートを使ってみる事にした。
中央道はちょっと区間が変わっていて、高井戸からは乗る事ができない。その為、調布ICまでは甲州街道を走らなければならないのだが、悠長な事をしていたら6時を過ぎてしまう。その為、少々値は張るが、首都高の初台-高井戸区間を利用した。
東名道では大抵7時頃から大和トンネル手前の綾瀬バス停から、自然渋滞が始まる。ピークはすぐにやってきて、8時頃から11時頃までが毎週末20km前後の渋滞になっている。中央道はまた、八王子バス停付近から、朝の6時半頃から20km弱の渋滞が昼すぎまで続く事が多い。これも自然渋滞、いわゆる登っているのに下っていると錯覚したり、実際に登っていたりする事で、速度が落ち、少しづつ後続車が原則し、最後はブレーキを踏んで停まってしまう事になり、自然渋滞が起こる仕組みと聞いているが、原因が判ったのであれば何か対策はできないものか。
2月に那須にスノーシューをしに行ったときも、その渋滞発生ポイントに黄色いパロトールカーと標識車が「速度低下に注意」としつこく表記していたのだが、そういう事をすればマシなら、ポイント付近にもっと標識やら、速度低下がもっと錯覚するようなストライピングを設置するとか考えたらいいのではないかと思ったりする。事故渋滞も多いのだが、渋滞の中での事故発生リスクは非常に高いので、自然渋滞を少しでも緩和する努力はしてほしいものだ。
中央道はまた、高井戸-八王子区間は一律であり、早朝深夜割引の対象はこの区間だけになる。しかし同じ八王子以降の100km圏内については、割引率は同様になり、東名ルートと同額になる。以前私はこのルートは損だと誤解していたのだが、距離的にも金額的にも選べる事から、首都高分はかかってしまうが、使い分ける事で安くできる事を知ったのだった。
中央道の渋滞開始時間は、東名よりも少し早い。その為に、八王子を6時頃には抜けたいと思い、早めに家を出たので何とか5時台に通過。渋滞もなく、大月JCTを抜ける。その頃にはあまりに到着時間が早すぎるので、ずっと横で寝ている由に相談もなく、河口湖の1つ手前、都留ICの出口500mの所で、降りる事を決心し降りる。
料金所の横にある駐車場に入れ、トイレ休憩。さてどうするかと考えつつ戻ると由が寝ぼけていた。とりあえずコンビニに寄りどういうルートで行くかを考えてみる。今年は川遊びもしていないので、久しぶりに道志川に抜けてみるか、と思い、峠を抜ける事になるルートをカーナビに追加した。
写真は早朝の澄んだ道志川でご機嫌のくー。
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それぞれの夏休み

yonkichi, · カテゴリー:

毎年夏休みとなると、数人の有志を募り、フェリーの往路と復路をあわせて北海道を旅した。長時間、長距離フェリーの中でする事がない為、道内では完全に別行動なのだが、行きと帰りのフェリーを一緒にする事で、船旅を楽しく過ごせる。随分長い事、こういう旅をしてきた。
私自身船旅は嫌いではなく、18時間だろうが33時間だろうが、退屈した事はこれまでない。近海郵船の有明釧路航路などは、30航海以上したはずだが、どの旅も楽しかった。
ぼーっと甲板で海を見つめたり、波ができ消えていくのを眺める事。気が向けば揺れる湯船に体を浮かべたり、持ってきた文庫本を読んだり、旅のルートを考える為に地図を眺めていたり、知っている旅人や、初めてそこで出会った旅人と色々な話をしたりと、その都度している事は違えど、大きな船で自分の愛車と共に、遠い大陸へ向かう時間というのは、とてもワクワクした。
太平洋航路では、レストランが高いので、インスタント食品や菓子を買い込んで、旅費を節約した。帰りには和商市場で刺身や海産物を買い込み、甲板で飯を炊いた事もあった。ここだけの話、ロイヤルステートという最高級の船室に泊まった時も、しっかり米を炊いて友人たちと語り明かした。
お盆もすぎ、例年だとそろそろ、私が一番最適なシーズンと考える北海道へのツーリングの時期。すっかりいつ北海道を旅しても、バイクでの旅人は激減したようだが、これから寒い位までに冷え込む朝晩が、一番北海道を旅する時期では好きなのだ。天候も安定し、海のものもどんどん美味しくなっていく。
一緒に北海道を旅した友人たちは、今はそれぞれの夏休みを過ごしている。いつか、また歳をとって、落ち着いてバイクにまた乗れる時期が来たら、その友人たちと同じようにして北海道を旅したい。そして湖畔や丘で、道中の旅を語り明かしたい。アナクロなのかもしれないが、私が心の底から楽しいと思える遊びのひとつが、それなのだから。
写真は1989年。有明苫小牧を結んでいた、日本沿海フェリーを初めて使った夏。しかし正直言って、もう二度とこの船は使いたくないと思った…。近海郵船ばかり乗り続けたのは、この夏の苦い思い出があったからだったりする。
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