丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

北海道は秋と冬の狭間

yonkichi, · カテゴリー:

明日、明後日あたりから、北に向かう友人が妙に沢山いる。ざっと数えただけで、4人。実際はもっと居る事だろう。殆どが目指す地が道東であり、また中標津が目的地になるのが半数以上だろう。
この時期は開陽台ハイジーの家の閉店に向けて、本格的な冬に向かう手前の、濃密な星空とシンとした秋の空気を楽しめる。星空がまた見事なのだが、結構な寒さになるので夏のようにじっと外で空を見上げている事が厳しい。私もこの時期には4度、道東に渡っている。
武佐サマには初冠雪。道にはぱらぱらと雪が舞う位で、すぐに白いものは消えてしまうのだが、凄く言葉に表せない程の旅の気分を感じられる。真冬ほどの厳格さはないが、カラマツが赤く染まり、ダートにさらさらとふりかかった赤い絨毯を、ブロックタイヤが巻き上げながら走り抜ける時、胸が張り裂けんばかりに旅の喜びを感じる。その行き先が町の温泉であろうと、東武であろうとだ。
夏の間、町で仕事を頑張ってきた友人たちよ。よい秋の旅を。秋に北を目指す旅人たちとの再会を楽しんできて欲しい。私もそのうち、秋に行く時があるだろう。その時に秋の顔でまた会おう。
東京は少しづつ、秋に向かっている。今日、クールビズで着慣れたオックスフォードのボタンダウンにチノパンという出で立ちから、ネクタイをそれに締め、パンツをコーデュロイに換え、ツイードジャケットを羽織った。
朝はこれで丁度いい程の気温になったようだった。
写真はハイジーの家閉店の日。馬の背で白い武佐サマをバックに。
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夜へ。夜明けへ。

yonkichi, · カテゴリー:

夜通し走るのが好きな訳じゃない。ただ、渋滞が嫌いなだけ。
旅に出る時は、多くが深夜か夜更け。例えばフェリーが出る時間にあわせなければならない時は、その中で比較的快適に走れる時間を調整してスタートさせる。それが渋滞に巻き込まれそうであれば、現地に3時間くらい早く着いたってかまわない。極端だが、それほど渋滞が嫌いなのだ。
とはいえ、実際に走ると渋滞に巻き込まれない訳にはいかない。その場合は我慢なのだが、事前にわかっている時はできる限り予防措置を取るのが私の性格だ。まあ考えてもどうにもならないような事でも、努力をするというか、可能な限りやってみないと気が済まないらしい。非常に損な性格なのだと自分でも思う。
ただそれだけでなく、真っ暗な中に走り出す気分というのは、気分が高揚してくる。夜の匂い、夜の静けさ、夜はヘッドライトやテールランプの光が一緒に流れている中で、アクセルをあけ、走り続ける。今どこを走っているかもはっきりわからない。近くに山があっても、民家があってもわからない。月夜であれば、シルエットでわかるかもしれないが、人の気配は殆どといっていい程薄い。その時間は夜更けであり、一番自分が生きている時間として、濃密に感じられるのが夜なのだ。
これから長い夜になるのではない。これから夜が明けるまで、という時間が希望に向かっているようではないか。これから旅が始まるという気分になるではないか。まず最初の1歩が、まだ暗い時間に走り出す事が私にとって、旅の始まりなのだ。
夜があけてくる。ゆっくりと、じわじわと、それは感じられる。ある方向だけが少しづつ、薄いブルーに染まり、しばらくその時間が長く続く。そして自分のまわりの路面やガードレールなどがはっきりと認識できるようになった頃、オレンジ色が現れ、空を少しづつ染めていく。
太陽が出るまでの時間は、とても長く感じる。いわゆる地球の自転を感じるという事だろうか。これで旅が終わりなのではないが、長い長いプロローグがようやく終わり、本編が始まるというようなものだ。
写真は小樽に早朝到着、下船してスタートする時はまだ夜だった。走り出して銭函を越えたあたりから少しづつ明るくなり、浜益でR231からR451に入った所で雲の合間から太陽が差し込んだ。ここから本編が始まるというシーン。
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北海道旅行のレポート

yonkichi, · カテゴリー:

お世話になっているLiving-With-Dogsの主催者さんから、旅のレポートを頼まれた。他にも宿のレポートなどもまとめたのだが、とりあえず今回は北海道旅行のレポートから掲載して頂いた。
普段の文体とは違うので、慣れずに誤字脱字が多く、お恥ずかしい限りだが、とりあえず旅をレポート風にまとめたものとしては、由のサイトにおいても書いておらず、初めてになると思う。とはいえ、はしょっている部分ははしょっているので、内容的には30%位だという気持ちだ。
旅はその日に何が起きたかというレポートのようにまとめるのは難しい。それこそ会話の中からピックアップして表現しないと第三者には伝わらないものが多いだろう。なので、30%位というのがその正直な気分だ。その日に移動したルートと、出会った人、出来事などをざっとまとめると、こんな感じになってしまう。
あらためてどこかにまとめてもいいのだが、折角犬と人とのよりよい生活をまとめたポータルに掲載して頂くというのは光栄な事な訳で、前回というか、LWDの主催者さんと出会ったきっかけになった、初めての新幹線の旅行レポートもあわせて、ここに掲載させて頂いている。
犬との生活をテーマにして、営利目的ではなく、本当に必要になる情報をまとめたサイトを存続させていくのは、難しいと思う。結局宿の予約サイトであったり、ペットショップやペットグッズの情報紹介やリンクをする事でのショッピングサイトからの収入が主な運営基盤となるのだろうが、もともとLWDさんのサイトは、情報の量としては群を抜いていた。知りたい事があれば、LWDのサイトにくれば、何らかの回答もしくは回答に繋がるヒントが手に入るというサイトだ。
またダメな事はダメであり、契約に左右されすぎる事、いわゆるお客様に媚びる事なく、犬と人との生活のポリシーを訴え続けているというのは、なかなか難しい事だろう。それが今では必ずといっていい程、LWDの名前がこの関係の話の時には出てくる程になっている。これも主催者さんが営利中心ではなく、ライフワークとしてされている事からなせる技だろうと思う。
北海道のレポート、そして新幹線の帰省レポートは、LWDのサイトにある事で、多くの第三者の目に触れ、犬と旅する事の参考になってくれればこれほど嬉しい事はない。
専門はやはり我々は旅である。犬と一緒にする旅は、ノウハウやマナーを広げる事で、犬の立場に対して貢献できるものではないかと思っている。ダメな飼い主、というかダメな人間は、やはり目立ってしまう訳で、それが原因で犬禁になってしまうなんて事は避けたい。
犬連れでも全然かまわないじゃないか、逆に犬連れの客は、廻りに気をつかってくれるから歓迎するよ、と言われるようになる為に、努力していきたい。
写真は春國岱の森の中でくーと打ち合わせ中の私。モデルさん、じゃ、あっちからこっち目線で…
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