丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

ラベンダーといえば富良野を連想してしまう短絡的な頭なのだが、独特のラベンダーの色と香りというのは、やはり富良野周辺に実際に行き、一面のラベンダーの中に立った事があれば、無理もないのではないかと思う。そろそろ我が家の近くは、ラベンダーの季節を迎えている。
ラベンダーにも種類があるようなのだが、花心が乏しい私には、この紫と独特の花と香りから、ラベンダーだと思い込んでいる。近所の公園にはラベンダーが植えられ、結構見事な花ぶりを見せてくれている。今日もくーの散歩ついでに、ラベンダーの写真を撮ってきた。
富良野のシーズンはもうちょっと先。6月あたりだと思うが、桜前線のように、南北に細長い日本では、季節が花のシーズンであったり、梅雨前線であったりと、形をかえていろいろな季節の動きが目に見える。日本はこうしてみるとなかなか味わい深い自然を身近にみせてくれる国でもある。
富良野といえば、うりちゃんからの報せで、森林公園が閉鎖になったという話を聴いて、少々悲しい気分になった。かしわ園、鳥沼と次々旅人が多く集まっていたキャンプ場が閉鎖され、その次にもしも閉鎖されるなら森林公園だろうと想像していただけに、やはり富良野は見すぼらしくマナーの悪さの目立つ場所に蓋を閉じるのかとすら思うほどだった。
しかし実際は森林公園キャンプ場は今年も開かれるようだ。少しだけほっとした。とはいえ、実際自分の首を締めているのは、旅の恥はかきすてとばかりにはめを外し、それが集団心理で大きな問題に発展してしまう図式になるのは、多かれ少なかれ昔も今も本質的にはかわらない。変ってきているのは、その程度問題なのだろう。
どこまでなら許され、これをするとどうなるという判断がどんどん曖昧になり、人によってはその越えてはならない線が見えないものがおり、確実にそれが増えている。最近ニュースになっている犯罪や、町中をどれも同じマフラーをつけ、夜中だろうが早朝だろうが走り回る中型スクーターやスカチューンを施した同じような改造をした中型バイクが、信号は守らない、歩道だろうが乗り入れ老人や子供がよけなければならないような停め方をする連中が毎日必ず二桁はみかける。
今日も公園内を散歩していて、4人組の近所の大学生がサッカーボールを思い切りドリブルして近づいてきてこちらに飛んできた。普段はあまり声にしないが、今日は怒鳴りつけると、仲間の一人が「怒られてやんの」と人ごとのように言い、謝る言葉もなし。怒られる事を知らない子供が大きくなると、このようになる。なんと情けない事だろうか。
開陽台でも何年か前、障害者と展望台のスタッフ、納品、ゴミ処理用の車しか許されない横のアプローチを、バイクで登ってきてテントサイトに横付けし、撤収を始めた子がいた。大きいバイクに乗って、皮のジャケットを来て、ゴッパーテントを使っていた子だ。しいたけがその子に近づき、すぐ降ろしてくんないと言うと、いきなり絡んできた。こちらも柵に座っていた友人数名でしいたけ達に近づくと、いきなり弱気になり、ふてくされてしばらく佇んでいたが、少しするとバイクを降ろして、階段から荷物をもっておりていった。
彼はしばらくして、あらためて我々の所にきて、さっきはすみませんでした、と素直に謝ってきた。最初から素直にそうすればいいのだが、それができない。まだ謝ってきただけよいのだが、逆ギレと簡単に口にする子は、それがよくない事という事を理解できていない。少し前なら「開陽台のヌシがうるさくて」とかやっかみの噂を流される事になったかもしれないが…
近く公園をみても、旅先での出来事をみても、正直腹が立つ事や憂鬱になる事が多い。何でこんな社会になってしまったんだろうと思うが、自分もそれほどよくできた人間でない事は、分かっているつもりだ。でも口に出して注意する勇気が、程度が分からない無能な人間に逆に被害にあう事も少なくない社会。時と場所を選んですべき事なのだろうか。なかなか答が出るようなものではないようだ。
美しい花をみたいだけ。すばらしい風景を見たいだけ。ただそれだけでその場所に行く。そして、同じような思いをもった人と知り合い、友人になる。それはやはり、基本的な人が生きていく世界でのマナーというものがあって成り立つものだ。今、それぞれが自分と自分の次の世代の事を考える事が大事ではないだろうか。
花は今年も変わらず咲く。人もかわらず、次の年も美しく咲くために、後世に引き継がなければならない。
20050529.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください