丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

大震災発生

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

1泊2日の旅の帰り道、その揺れは起こった。
渋川伊香保ICに向って、県道を走っている最中、あと5kmでICというあたりでその異様な光景に遭遇した。
前の車は横っとびするように跳ね、私たちの乗っている車もまるでかき回されるような回転を感じつつ、その強烈な揺れの中に居た。
走っていた車は全てその場で停まり、すぐ横の電信柱は左右に大きくゆらぎ、電線は跳ねていた。真横の民家のブロック壁がきしみ、煙があがっていた。由が崩れたと言い、車を守る為にじわりじわりと車をセンターライン寄りに動かした。目の前のブロック壁が崩れていた。
すぐにワンセグをつけるがチューニングが追いつかない。そのままとにかく高速方面に向うが、電光掲示板には通行止の文字が今まさに点いた所で、ETC料金所にNEXCOの職員が走っていく。ETCゲートのアプローチに入ってしまっているので、ゲートの所に居る職員にどうすればいいかを聴くと、とりあえず戻る事はできないのでそのまま入ってくれという。
そのまま車を本線に乗り入れると、走行車線には普段通り車が走っていた。とりあえず双葉SAまで行くが、多くの車が停まっており、道路案内の所には人がたかっていた。
このまま待機するか、それとも本線を走り去る車を眺めては、このまま行ける所まで行くかを相当に悩んだ。そして強制的に下ろされるまでは慎重に走ってみようかという気持ちで、本線に戻った。
本線を走る時は相当に気をつけた。橋も多く、それこそ阪神大震災の時のように、車が落ちた橋から落下するような事も思い浮かんだ。最も左の車線を多くの車が流れていたので、車間を取って私たちも走った。
結果的に川越ICで道路閉鎖となり、全車が下ろされ、合流した下道ではパニック状態に陥っていた。裏道を走りつなぎ、途中でガソリンを入れてなんとか家に辿りついた。
帰ってテレビをつけると、その大変な状況に目を覆わんばかりのショックを受けた。なんという事が起こってしまったのか…
写真は渋川市内の県道の状況。こういう状況がいたる所に起こっていた。
20110312.jpg

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