丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

誕生日その2

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

2005年8月9日。既に人類が滅びると言われていた日も越え、随分と時は経ってしまった。21世紀と言われる年代になり、多くは20世紀の時代からこの世で生活している人だ。宇宙の輪廻からすれば、それこそ一瞬の時間かもしれないが、それなりに毎日を暮らしていると、「もう」とか「やっと」というような表現がされる程、人それぞれに色々な歴史を過ごしてきた事だろう。
私もこの世に生まれてから2/5世紀ほど過ごしてきた。嬉しい事や悲しい事、これでもかという程うちひしがれた事もあったが、何とかこうして自分の好きな旅やモノと出会って、暮らしてこれた。今ではすっかり自分一人の力で生活し、やりくりしながら毎日食事も取って、欲しいものも選びつつ買う事もできている。
それが自分の仕事の対価として納得のできる給料かと言われれば、それなりに間違ってはいない分を手にしていると思う。しかし冷静にまわりをみてみれば、もっともっと厳しい経済状況の人もいれば、もっともっと裕福な人もいる訳であって、あくまでも中流階級という視点からという事にしておきたい。
縁あって、私は由と今暮らしている訳だが、人間はそれまでまったく別の人生だった男と女がある時一緒に暮らし始める。いわゆる伴侶と言われているのだが、その伴侶と出会うタイミングは人それぞれだ。1回では出会えないかもしれないし、一生出会えない人だって居る訳であって、私はまあ標準的なタイミングで伴侶といわれる人と出会った。
年齢差も同じ歳もあれば、大きく離れている事もある。それはどうだってよくて、赤の他人が家族になるという事は、重要な事だ。それまでとは違った新しい人生が始まると言ってもいい。人が男と女に別れて生まれてくる摂理は、それこそ謎で一杯だ。
色々な出会いがある。幼なじみ、同級生、先輩や後輩、職場の同僚、見合い、紹介などが主に多い関係ではないだろうか。30歳を越えた頃、私にはいつになったらそういう相手が現れるのだろうかと真剣に悩む日々もあった。今思うと懐かしい話なのだが、実際には悩んで悩んで、先の見えない自分の人生に何を糧にしていけばいいか途方にくれた事もあった。
私や由は、20歳位から同じように旅に没頭し、予定をたてないその日暮しの生活を、日本の片隅でそれこそ両手で抱えられる程の家財道具だけをもって、質素な生活を楽しんでいた。私よりもひと回りかふた回り昔では、ヒッピーとかカニ族とか言われていたいわゆるネジ者だ。バイクに乗る事で暴走族と言われる人種と同類にみられるが、基本的につるむ事なく、バイクでひたすら走る事に何かを求めていたカミナリ族達の世代は、私の親父の時代かもしれない。
由は神戸に生まれて神戸に育った生粋の関西人だ。私は新宿生まれの新宿育ちで、家は3代以上続く江戸ッ子だ。そのようにまったく別な場所で、まったく別な文化圏で生まれ育った人間が、北海道の道東のエリアで何度かの夏を過ごし、その人間関係から辿られ、日本のまん中に流れる天竜川の河口で出会ったのだから、縁というのは面白いものだ。まあ単なる旅人の友人たちとの出会いや再会も、同じように面白いものなのだが。
既にこの夏で結婚8年目。由は今日、またひとつ歳を取ったのだが、その8年という年月はなかなか感じない。今年は毎年行っている中国大陸へのサイクリングは休止。ちょっとした理由があるようだが、もう相当な回数中国には渡っている。チベットから始まり、昨年の内蒙古自治区まで、何だかんだいいつつよく自転車をこいでいる。
くーが来て、これまでと違った過ごし方が始まったのだが、また一緒にバックパックを背負う旅もしたいし、お互いバイクでツーリングなんていうのもいつだってできる。そう、いくらでもその気になればできるのだろう。
誕生日というイベントは段々と薄らいでくるようなものなのだが、まあこの世に生を受けた記念日である。素直に運命に感謝しよう。
こうして、今年も二人とも歳をひとつ重ねた。
写真は昨年の内蒙古で。由の愛車、ピンクのロードスポーツ。これで初めての北海道も走ったのだが、今はリムやディレーラなど全てリニューアルしてある。フレームには長年の旅でついた傷がそのまま残っている。
20050809.jpg

3 Responses to “誕生日その2”

  1. ピンクのロードスポーツのペダルが外せずに輪行バッグのどーやって入れようか思案していた由の姿を思い浮かべてます(^^;
    おめでと~ ○○才! あえて書かない(^^;

  2. じんじんさん@釧路 より:

    おめでとー
    たまにはビアンキも動かそうね! (笑)

  3. よんきち より:

    おっとさん
    ずーっと言われてるねぇ。あと卵料理の事。おっとさんとはとても仲のよい由です。年齢書いたらどうなるかなぁ。そんな事恐ろしくて書けませんねぇ。(^_^;
    じんじんさん
    さっきはお疲れの所本当にありがとうねー。ビアンキ、ずっと玄関に吊り下がっております。(^_^;

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