ツーリング風景
yonkichi, · カテゴリー: バイク週末、キャンプにでかけた。
10時に上信越道の横川SAに集合という、私たちにしてはゆっくりのスケジュールだったのだが、都会生活者の性というものだろうか、渋滞嫌いな私は6時に出発、といいたい所だが、ダレてしまい6時半に出発となった。
JATICの情報では、関越に乗る前に混雑がある程度で、今の所ルート上はクリア。途中関越に乗る直前で大型バイクが10数台待ち合わせをしているのか、それっぽい姿をしたバイク乗りが目立った。ラッキーな事に混雑もなく、関越に乗る。ETCゲートを潜り、本線に入る。料金所手前でも多くのグループツーリングの待ち合わせ姿があった。
一気に横川まで行ってしまうとどうみても時間は1時間半以上あいてしまう。その為順調に外環合流、三芳PA付近と渋滞ポイントをパスできたので、ドッグランがるという高坂SAへ入る。ここにも多くのグループのバイク乗りが沢山いた。しかしソロは殆どみかけない。なんでだろう。
バイクはざっと見回しても50台以上。その1/3はカローラ以上の価格のBMWだ。そして他の1/3はビックバイク。ライディングウェアも最近はお洒落になったのか、殆どがレザーで、聴いたことのあるブランドマークが付いている。私の時代であれば、せいぜいラフ&ロード、ちょっとグレードがあがってクシタニが正統派で、KISSやらNANKAIみたいな、ちょっとセンス的に好みではないウェアもよくみかけた。
そんな中、おやと思った人が数名。ソロっぽく感じた人で、マッハIII、そして別の所でCB750K0あたりのOHC 4本マフラーのマシンに乗る年配の人。どれも綺麗に磨きあげられていて、ずっと乗っていたのか、あとから手に入れてレストアし、磨き上げたのかわからないが、私の乗り始めた時代よりも前のバイク達だ。
高坂SAの、斜面を強引に囲い、飼い主が犬の糞を取ったりする時に転びそうな斜面に椅子まであるのだが、これはちょっと整地してからではないと無理ではないかと思えるドッグランで少し遊ばせ、ホットドッグの朝食を食べたあと、SAをあとにした。
上信越道の分岐の手前、さっきの綺麗なマッハIIIが追い越し車線を勢いよく抜いていった。速度的には200km/hも出ていないだろう。その後ろをピッタリとニンジャGPz900Rがついていく。思わずニヤリとしてしまったが、いくらなんでも追う方が有利な車種なので、逆なら面白かったのに、と思ったりするのは、まだ血が騒ぐ自分を感じたせいだろうか。
アクセルを踏めば免許取り立てでも200km/h以上の速度を、エアコンを効かせ、カーステレオを聴きながら出せる最新のスポーツカー達が同じような事をしているのではない。単にまっすぐ走る事すら神経を尖らせ、ものすごい振動とロードノイズと風切音の中、ヘルメットで囲まれた狭い視野の中で走る事に、何の価値があるのか。
それは乗って見たものでなければわからない。ふた昔前のGPz900Rですら、楽にその速度域で走る事ができる時代、どんなに頑張っても200km/hの時代のバイクでそういう事をする人は、やはりネジ者なのかもしれない。速度という数字ではない。その車種での最大の速度というのは、自分との戦いだから。
私の今の相棒、DJEBELで平均100km/h以上で走るようなものと似ている。何より荷物をフルで積載していると、120km/h程度しか出ないのだから。
そして、待ち合わせの横川SAに、集合時間の1時間前に到着した。
写真はそんなコトをやっていた頃のもの。新しい世界を見させてくれた、GPz900R A7改。筑波サーキット裏で。401モデルのフルスケールメーターを振り切る実力があったが、既に実メーターで320km/hが刻まれたZZ-R1100にフラッグシップを譲っていた時代、10年近く前のモデルが動力性能で叶う訳がないのだが、私が好きだったこの車種で、私は走りたかった。
マッハIIIでそーゆースピードって以前見せて貰ったビデオみたいに一生懸命ヨーイングを押さえ込んだりしながらなんだろうなぁ
曲がらない、止まらない、真っ直ぐ走らないっていうんだからなおさら(^^;
おっとさん
ブルーの車体で美しかったですよ。エンジン廻りをみていたので、あまり回さない人かな、コレクターかなと思ったら、追い越し車線をジャケットふくらませながら抜いていきました。でも速度的には国内ナナハンの限界速度より下だったみたいです。ピッタリ追跡していたニンジャは反則だよなぁ。鼻唄まじりで追えただろうに。そういう子はキライ。
あのヨーイングの映像は「失われた町を求めて」ですよね。ひっくり返ったのはZ1Rでした。(^_^;一緒に走っていたAサンのニンジャ750は余裕でしたね。