丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

自分にあわせるために

yonkichi, · カテゴリー: バイク

今日は朝から仕事。ぜんぜん終わらないので、明日も仕事の予定。まだかかりそうだ。
昨日とうってかわって、どんよりとした空で少々肌寒い。昨日はいい天気だったので、お彼岸という事もあり墓参に行ってきた。車でいけばすぐなのだが、実家によったり定期通院があったりで自転車で行った。
マウンテンバイクにロードタイヤを履かせたタイプなのだが、結構ボロボロである。腐ってもプジョーなのだが、所詮廉価モデル。シマノのディレーラも安いタイプだし、錆びている。手入れもあまりしていないせいもあるのだが…
体調が完全に復活していないせいもあるが、自転車で青梅街道を車の流れをリードしながら走るのは辛い。途中から歩道をテレテレと走る。こういう時にバイクが手元にあれば便利だと思うのだが…都心にはバイクの置き場所すら自由にならないものだ。まあ遠慮もなく、危険な停め方をして歩行者の迷惑をかけて平気なガキも多いのも事実だが…
昨日に続いてモンスターの話。
私はエンジンパワーとディメンションは、基本設計が1981年頃のモデルなのだからあまり高い期待はしていなかった。その頃最速だと言われていたZZ-R1100C1は、確かに私のニンジャと比べてもニューモデルに間違いはなかった。フレーム剛性、エンジン特性、ブレーキ、ライポジなどよくなっているのは認めていた。しかしニンジャを選んだのは個人的な思い入れだった。
当時世界最速を目指して作られたニンジャ。今思えば貧弱なスチールのダイヤモンドフレームに、新設計の水冷900ccのエンジン、フロントフォークのプアーさをAVDSという機構でフォローし、細いスイングアームにフロント16インチという時代を感じさせるハンドリングだった。それがA7になって、少しだけマシになった。
ラジアルタイヤ、フロントフォークなど剛性をあげたり、フロントを17インチにアップ。AVDSの撤去とニッシンの4podキャリパが奢られたが、その他は特に変更はないため、フレームまわりの弱さやポジションの無理さがどうしても気になった。
スーパーバイクレースの影響か、殆どのカスタニンジャがパイプハンドルに変更されてた。確かに乗りやすい。でも私はハンドルだけはクリップオンが好きだったので、シートをアンコ抜きしてハンドルとステップとシートのポジションを自分なりにあわせたりした。
カスタムはいろいろなポイントに手を入れていったが、やはり足回りとブレーキ回り殆ど交換する結果になってしまった。リアは目の字断面でスタビなしのPVM。前後ホイールはストリートでの使用を考慮してPVMのエレクトロン・マグネシウムホイール。フロントブレーキディスクはやはりPVMの鋳鉄ベンチレーテッド・フルフローティング・ダブルディスク。ブレーキは共にロッキード。フロントの4podとリアの125レーサー用2podを、それぞれワンオフサポートで装着。ホースはグッドリッジ、マスターシリンダーはブレーキ・クラッチ共にニッシン。タイヤはミシュラン59X、リアサスにオーリンズ、フロントにホワイトパワーのプロライン、K&Nエアフィルタ、KERKER 4in2でメーンスタンドもそのまま使用でき、サイレンサーにちょっと空き缶を詰めるだけで、練馬の陸運をそのまま通る程の出来だった。
ここまでやっても、ZZ-R1100には叶わない。いいのだ、バイクとはそういうものなのだから。
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