丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

桜咲く頃

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

桜が記録的な開花の遅れらしい。今日は4月2日。近所は某大学生で溢れ、サークルの看板を先頭に行く者がかざし、その後ろを昔の日本人観光客よろしく、長蛇の列をつくって公園やキャンパスに移動していく。
私の学生時代は、そんな事はしなかった。確かにサークルに入り、新歓コンパのような事もしたのだが、妙に冷めていたと思う。校歌を歌わされたり、上下の関係を強要されたり、そういうのも必要なのかもしれないが、私は高校時代に上下の関係が厳しいクラブに居た関係で、大学生になってからもそういう事はウンザリだった。
彼らは何を期待して大学に入ったのだろうか。私なんかよりもはるかに賢く、また勉強もできるのだろう。大学に入った事で、それらから開放され、何をしたいのか、何を目指したらいいのかわからない中、流されていくのも仕方ないのかもしれない。
高校時代は、夏休みも朝練というのがあって、早朝から学校に集まった。夜も遅くまで練習があり、クラブ一色だったと思う。夏休みは練習が終わるといつもの公園に集まって、くだらない話をした。
学校では3ナイ運動というのが流行っている時代だったが、私立だった事もあり、免許は自由に取れた。さすがにバイク通学なんか許される訳がないが、まあそういう事に反抗してしたい事をしたい、と思うのも自然な流れだったのかもしれない。練習のない休みの日や、どうしても気が向かない日は、サボって湘南までバイクを走らせたりもした。
大学に入り、2年まではそれなりに取らねばならない単位の為に比較的真面目に通っていた。しかし1年目の夏は初めての北海道、2年目の夏には日本縦断に出るなど、これまでできなかった旅を合法的にできるようになった事が嬉しかった。
大学生の春、桜咲くキャンパスは、厳しい受験を乗り越えた喜びと期待と新しい出会いという、何も心配のない時期だったかもしれない。浮かれるのは仕方がない事だ。大学の4年間にだって、それなりに悩みはあった。でも人生の中でどれだけ深いものだったかというと、とても些細なものだと思える。
会社に入った4月も、仕事についていけるかというような心配や、自分より回りの人間ができるように見えて、不安の比率は増えていた。でもやっぱり新しい生活が始まる事の方が、期待の方が上回っていたような気がする。
その時期には必ず、桜が咲いた。
四季を感じられる国。ニッポン。政治やこの国を高度成長期にひっぱりあげてきた人々が住みやすいのか住みにくいのか、わからない国に造り上げてきた。国政への不満の高まりや、愛国心の薄れなど、レベルが全世界的にも低いと言われる日本だが、旅をして素のままの風景や文化を見る事で、しっかりした日本への愛着を感じる事ができる。
そのひとつが四季なのではないだろうか。
薄曇りの下、今日の桜。まだ僅かだが、しっかりと春がやってきているようだ。
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5 Responses to “桜咲く頃”

  1. じんじん より:

    確かに大学入るのって大変だから
    仕方ないのかもしれないけど
    にしても「入ること」が目的なのかよ
    おめーら
    てなかんじですね。
    私のいた天文研は「影の自動車部」と言われていて
    マジに星見たい新入生があきれて退部して
    自分でサークルおこしてたっけ(笑)
    冷めてたっつーか好きなことやってた
    という感じですが。
    その後も、入部試験、とかいっていきなり
    グローブ渡されてキャッチボールする
    なんてジョークをやって、何人も入部候補が
    去って行ったらしい・・・
    まぁ、そんなんで去るならこなくていいけど(笑)

  2. せんせい より:

    あぁ…さ、桜なんかだぃ~嫌いだぁ~。
    職場の大学の横の土手が桜の名所なのさ。夕べもまだ桜も咲いてないのに多くの学生が繰り出してドンちゃん騒ぎ。騒ぐのはいいんだけど、飲みすぎて急性アルコール中毒になったり、土手から転げ落ちて血まみれになったりで、救急車対応が連日。喧嘩やったり、こっちに絡んできたり、構内やトイレで倒れていたりで、明け方まで忙しいったらありゃしない。そこらじゅうゲロ吐きまくりだしさ。それが毎年この時期に繰り返される。
    それもこれからが本番。ゼミやサークルの花見、新歓、その他理由あるなし関係なく毎日狂乱の飲み会が行われる。桜が咲けば一般客も繰り出して、大学内に入り込んで騒ぎを起こしてくれるし、ここに勤めだしてから桜の季節が憂鬱になりました。
    それ以外にも普段の行動をみて、うちの学生さんたちも偏差値がかなり高いらしいけど、なんか、ほんとなの?勉強はできるんだろうけど、頭悪いなぁって子が多いように感じてしまうヨ。
    まっ、馬鹿やれるのは学生のうちだからしょうがない、と考えてやればいいのだろうがね。
    でも、その中にはロースクールや法学の学生さん達もいて、こいつらに日本の法を任せていいのかよとも思ってしまう。司法試験の合格率はかなり高いらしい。
    あと2,3週間、ずっと雨にならないかなぁ。
    うっ!書き込むとつい長くなってしまう。すまん!
    なんか、「裏、ワシのブログ」みたいになってしまって申し訳ない>よんきち

  3. よんきち より:

    コメントありがとう>じんじんさん、先生。
    はは、やっぱり同じような事思っていたのね。ちょっとホッとしました。結局のトコ、キャンパーがそうなんだけど、まわりに迷惑をかけないように、自分の事は自分でするっていうスタンスを守っている者にとっては、すごく触る事なんだよね。
    どんなに勉強ができても、どんなに偉い人になっても、結局その感覚が鈍感な人間は、やっぱりダメにしていくものが多いんだと思います。じゃあ自分がちゃんとできているか、って言われると、そりゃ100%なんてできていないと思う。でも自分で反省して何とかできる部分は、できる限り反省する部分を反省して、改善していく気持ちは持っているつもりです。
    開陽台のキャンパーの中でも、ひどいのは結構いるもんだし、注意されても逆ギレするのも増えたし、当然そういうタイプは注意なんかしやしない人間だろうしね。相手の事やまわりの事は常に頭の中にないような感じがします。すぐ近くの友人とだけ交流するのはいいけど、まわりを無視するような人間が多すぎって気がします。
    花見、結構です。花を愛でる気持ちが、なんで宴会なんだろうかわからないけど、まあ宴会もいいでしょう。宴会する事で、その場所には年に1度位しかこないかもしれないけど、キャンパーはそこを来た時よりも綺麗にしてまた来れるようにするもんです。殆どの人が、やりっぱなし、その時自分たちが楽しむ事だけ。場所取りの仕方も持ってくるものも、周辺に住む人や生活している人への迷惑をかけるボーダーラインがまったく見えなくなっている状況で、とても花を愛でる気持ちがあるとは思えないんですよね。単に騒ぎたいだけ。
    こんな事思いたくないというのが本音ですが、毎日目にしてしまう分、どうしても感じてしまうのが現実です。今日もさっき散歩に行ってきたけど、5m横には民家があるのに、少しだけ咲いている桜の下にブルーシートを張ってみる事すら独占してしまって大騒ぎしているし、自転車で思いっきり全速力で公園を走り抜ける子供に注意できない大人とか、サッカー禁止って書いてあるのに平気で砂煙をわんさか散歩しているおばあちゃんやおじいちゃんにかけて自分たちだけ楽しんでいる。事の善悪がまったく判断できない状態で、ほんと情けない。
    陣取り合戦して大騒ぎしているのは、某隣接する大学の学生(サークル名とか平気で書いて場所取りしているからすぐわかる)だし、集団でないと安心できない連中なんでしょう。一生懸命勉強してきて入った大学という所は、自分だけが受かればいい、まわりがどう思おうと気にしないという自己中な人間を量産しているのかもしれないですね。学校が責任もってキャンパスの中を開放して外で騒ぐなとやればいいのに、大学側もそんな事知ったこっちゃない。名門の大学のくせに、近隣にかける迷惑というものをさっぱり責任取れない。
    でも、ちょっと周りに目を向ければわかる事なのにね。私も自分でサークルやツーリングクラブを主催したりしたけど、他人任せで人のまわしで相撲を取るような連中が出てきたり、集団で動こうとする意識が高まった時点で自らの手で潰してしまいました…そういう意味でもソロがいいのかも。
    ソロで活動していると、やっぱり同じような思いの人間と出会える事を、ロングツーリングで証明したのかもしれません。大学時代はそういう意味で、ダメな例もよい例も感じ取れる時間だったのかもしれませんが、どうしても自分にあわない連中がやっぱり多かったというのも、事実でしょう。
    人よりちょっと神経質で、周りにかける迷惑が気になってしまう性格は、損な面が多いような気がしますが、平然としていられるより遥かにマシじゃないかと思ってしまう…そんな損な性格です。
    こんな事書いていたら、小言じじいと言われるんでしょうねぇ。(^_^;

  4. おっと より:

    じんじんさん
     やっぱり光画部の匂いが(^^;
    じんじんさんからは、ゆうきまさみよりは唐沢なをきの薫りがしているんだがなぁ(^^;

  5. よんきち より:

    地学部とか天文部とか写真部とか…怪しい人の集まる所なんでしょうか…はて。(^_^;

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