丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

パンクの苦悩1

yonkichi, · カテゴリー: バイク

車でパンクした事はこれまでないのだが、バイクでは何度かあったりする。
自転車でのパンクがやはり一番多く、ユーラシアのチューブは結構クタクタだった。当時はチューブラーの存在すら知らなかったし、自転車というものは補修キットを常備する事が当然だと思っていた。
車はでも、テンパータイヤに交換した事はある。それに、今年は何故だかやっていないが、毎年スタッドレスタイヤと鉄チンホイールのセットを組み換えるのも私の仕事なので、交換はよくやっていると思う。
バイクは、結構林道やら何やら走り回っていたわりには、パンクはなかった。しかし、2002年の夏、小樽のビジネスホテルで北海道ツーリング最後の夜を過ごし、翌朝の新潟行きフェリーに乗る朝、走り出した途端にリアがおかしい事に気がついたのだった。そう、見事にパンク。
今でも怪しいと思っている。真新しい5寸釘がブロックタイヤの山の間に突き刺さっていたのだが、ホテルの玄関脇に停めていた事で、夜にいたずらをされたのではないかと。それからはフェリーの出航の時間もあるので、行ける所まで行こうと徐行しながら移動したのだがリムが痛みそうだった事と、チューブが切れてしまってはもう修理もできない為、しばらく押して、フェリーの煙突が見えた所で何かほかに方法がないものかと考えた。
ビジネスホテルに同泊したZX-9とTDM850の友人が心配しながらも、どうする術もない。私は三菱ふそうの大きな支社があり、その前でバイクを停め、まずは荷物を降ろした。
観念して修理しようと思い、使えるかどうか分からなかったが、パンク修理キットを出し、センタースタンドがない為、壁によりかからせてリアタイヤを外す。
そして既に堕ちているビードの隙間からチューブを引きずり出そうとするのだが、これがまた硬く、チューブが出て来ない。四苦八苦していても時間はすぎていく。あと1時間以内にターミナルに行かないと今日の船には乗れなくなる事で、焦りも最高潮に達していた。
写真はその修理中に、疲れはてて一息ついた時の1ショット。ロシア語の看板が国境が近い地である事が感じられる。
20070117.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください