丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

新宿区

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

私は新宿生まれの新宿育ち。実家は新宿駅から歩いて10分弱という所に住んでいた。我が家は古くからこの地に住んでいる一族らしく、3代以上続く事からまあ俗に言う「江戸ッ子」っていう奴らしい。チャキチャキとかいう表現があるが、随分違うような気がする。
小学校は新大久保のホテル街を通って徒歩20分かけて通っていたし、中学校は歌舞伎町や今コリアンタウンとして有名な職安通りを通ってやはり片道20分かけて通っていた。まあよくグレずに育ったものだと言われる環境だと言ってもいい。友人にはその筋の人の子も居たし、風俗店に囲まれた家に住んでいたのもいた。
とはいってもどうしようもないのは居なかったように思う。不良グループと言われるのは居たけど、話のわかる連中だったし、一時は写真部の暗室がたまり場化した時なんかも、ちゃんと説明したら納得してくれて出ていってくれた。その中で少々モメたのはいたが、主要メンバーの数名とそれなりに付き合えた私は、彼らの協力もあって喧嘩になったりいじめにあったりした事はなかった。まあそれ以前に小学校では少しはあったのだが…
私が思うに、よく新宿という場所はやり玉にあがるが、この地に住んでいる人々はそんなに捨てたものじゃないと思っている。東京の人は冷たいなんてよく言われるけど、そういっている人は東京に住んでいる東京以外の出身者に対してそう感じさせられているだけで、郷土愛のようなものを東京に感じていないからこそ、他人に冷たく土地に愛着を持てず、そういう事を安易に口に出しているような気がする。幼なじみはみんなおとなしく、近所付き合いもそれなりにあった。
私の実家のまわりは、一時期ひどくスラム化した。まあ俗にいうガキが集まる店ができて、そいつらが夜中だろうが明け方だろうが騒ぎ、ゴミをまき散らし、ハメを外してまわりの事に気配りがまったくできなくなるような状況を毎週末繰り返していたせいだ。その店がなくなるまで私は相当ストレスを感じていた。丁度受験の時期もあったし、治安が悪化して気が気ではなくなった時もある。こんな地から早く離れたいと思っていた。
しかし今も母親は利便性を考えて離れずにいる。父親が残した家というのもあるのだろうし、病院が近くに沢山あるというのも理由らしいが、元々東北の生まれの母親は都心が好きらしい。反面私はそれこそ高校生位から既に山が近く静かな地、例えば八ヶ岳の近辺や北海道にいずれ暮らそうとずっと思い続けていた。
しかし仕事もあるし、生活基盤としては実家の近くの方が何かとよいというのもあり、今も新宿に住んでいる。一度家を出た直後に住んでいた家は大失敗したが、今は実家には歩いたら40分位かかる同じ新宿区にいる。しかしお台場にある会社には片道90分程かけて通っている。近くて遠いのも、東京の不思議の一つなのかもしれない。
今住んでいる所は比較的静かだ。某大学が近いせいか、今だに下宿が多い。それこそキッチントイレ共同で、30000円/月のような部屋が沢山ある。それはそれで仕送りをもらって地方から出てくる学生が住む環境としては正しいのかもしれないが、当然この時期になると学生は入れ代わり、東京に出てきて希望に満ちあふれている若者がそういう部屋に住むケースも少なくない。隣接する下宿で、マナーを守れない若者が現れるのもこの時期に多いのはそのせいだ。
今年はまだ現れていないが、これから気候がよくなってくると、窓を開けっ放しにして騒いだり、木造の家の中と電波の入り具合に何が違うのか、わざわざ物干し台に出てきて携帯ででかい声で電話しているのがいて、窓をあけて寝られない日もあったりする。このあたりは結局注意されて東京の人間はどうの、という発想が生まれるありがちなパターンではないだろうか。結局自分がしている事はおいといて、他人に言われた事やされた事だけをクローズアップして第三者に言う。そしてそれが一人歩きしていく。
私としては、日本のいろいろな場所をこの目で見て、その地の人と会話する旅がしたくて日本縦断とかしてきた事もあり、交通マナーで特定の場所は好きになれないというのはあったが、どこもそれぞれの文化や特徴があって好感を持てた。その地の人をひとくくりにして何かしら意見した事はなかったのだが、何故だか東京や大阪という大都市は、一括りにして意見される事が多い。
まあ今住んでいる場所はそれなりによいと思っている。97年の夏からもうそろそろ8年。いつか北海道や自然の多い地に移住する事を夢みながら、今を大事にしていこうと思っている。
写真は近所の酒屋でみかけたオリオン生ビールの山。この酒屋は圧倒的にオリオン生の割合が多い。名護の酒屋を思い出させてくれる新宿の街角、という日常で旅を感じられるのも、気に入っている。
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桜満開

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

朝から某医大に肺機能検査。自転車で行くが既に春というか初夏といった気候。新しくなった棟に自転車をつけ、検査フロアへ。受付開始50分前なのだが、既に1人来ていた。新しくなった病院は、私が2カ月に1度行っている別の医大と比べてやはり新しい分設備にお金がかかっている…というかシステムが新しい。エレベーターなんかも油圧式らしく遅い。ケーブル式よりは安全で振動も少ないのだろうが。
今回はレントゲンの検査もあるが、数年前から検査を委託されている人が変わったのか、ぎりぎりに来て先着順が曖昧になっていた事もなくなり、20分前には来て、事前に受付用紙入れも用意されている。その為チャチャっと検査を済ませ、10時前には自宅へ戻る。
朝飯も豆乳飲んで頭痛予防薬を飲んだだけだったが、お昼までもうすぐなので我慢する。ちょっと休憩し、昼は1.4mmのパスタで残っていたホールトマトとホウレンソウと豚バラ肉細切を炒めて何やらわからない料理を作る。ガーリックオリーブオイルと鷹の爪、具という順で炒め、ホールトマトを入れて塩コショー砂糖で味つけ。パスタをからめて出来上がりという感じ。
食後、神田川沿いまでくーを連れて散歩に行った。案の定すごい人だ。小さい橋がかかっているのだが、どの橋にも人だかり。川沿いに遊歩道があるのだが、ひっきりなしに人が通っていた。桜はというと、ほぼ満開。木によって散りはじめているのもあれば、まだ少しつぼみを持ったソメイヨシノも残っている。目的は写真を撮る事なので、とりあえずくーと桜を撮りながら、数枚桜だけも撮る。
2月後半くらいから桜の季節まで、昔はよく千葉は千倉にツーリングに行った。千倉の民宿に1泊し、海のものを食べながら、春が少し感じられる山が好きだったからだ。房総半島は思いの外、のどかな所が多いので好きだ。原付に乗りはじめて、初めて泊まりのツーリングに出たのもここ、房総半島だった。その時は国民宿舎に1泊したが、初めて自分のバイクでフェリーに乗り、初めて自分のバイクで宿に乗り付けてチェックインしたという事が嬉しくて仕方がなかった。しかし、林道走行の途中、至る所でゴルフ場をみつけ、がっくりしたのも憶えている。
桜と旅といえば、学生時代に親しくしていた伊那の友人の家にこの時期よく行った。周辺では高遠の桜が有名なので、桜の時期は大変な渋滞ができる。確かになかなか見応えのある風景だった。まだ見たことがないが、北海道は日高の二十間道路にある桜は一度みてみたいと思っている。
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桜の開花とは裏腹に…

yonkichi, · カテゴリー: あれこれ

暑い…春というよりも、いきなりこの暑さは何なんだ。明日は少し落ち着くようだけど、何だか訳わからん天気ばかりで、この世の終わりかと思える。こんな暑いのに、札幌ではまだ44cmの積雪、上越地方でも異常な根雪の量らしい。何かがおかしい。
今日も研修。しかし、今日はお昼すぎて職場から連絡があり、同僚が2人本社に戻っていってしまった。私は正直今回呼ばれた件では何も力になれないので、そのまま講座を受けたのだが、このような事があるたびに私の胸は痛む。反面、私の担当業務の時は他の人に助けは求めないのだが、このあたりのギャップで今の職場はとても嫌な感じがする。
春だというのに、また憂鬱な週末だ。丁度明日も明後日も母親の所に行かないとならないし、土曜は朝から私自身の検査が某医大で予定されている。そういう事もあり、私は明日職場に行っても、あまり関われないというのも現実だ。
いつからなんだろうか、この会社がこんなに社員のモチベーションを落とさせ、また真面目に取り組んでいる社員がどんどん病んでいくのを目の当たりにするようになったのは。何かがおかしい。幹部社員や会社でいわゆる偉い人と言われる人たちは、一体何をしたいのか。正直わからない。
そんな落ち込んだ気持ちで家に帰るが、まだ太陽が差している事あり、気分転換にくーと散歩にでかける事にした。桜が満開なので、できれば季節感のある写真を撮りたいのがその理由だ。土曜は上にかいた通り検査があったり、日曜は天気が悪いという予報もあるので、撮れる時に撮っておきたい。
いつもの公園に行くと、やはり妙に人が多い。先週も気の早い花見客は沢山きていたが、桜はもうそろそろ見頃だ。8~9分咲きといった所だろうか。日が暮れるまで撮影して、帰った。都心の公園で撮れる写真はやはりアングルも限定されてしまうが、親バカよろしく沢山撮影した。
明日はきっと疲れる1日になるはずだ。憂鬱だが、少し早く寝ておければと思う。
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