丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

豚丼つゆだく

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

職場では昼に仕出し弁当を頼んでいるのだが、外出したりする時は、やはりサラリーマンの基本食、ファーストフードを利用する事が多い。
ラーメンなどを食べる人が多いのだろうが、最近の凝ったラーメンはちょっとした定食の値段だ。どちらかというと、立食いの天玉そばとか、牛丼屋などを利用する事が多い。新橋などサラリーマンの町は、それらの店は必須であり、時間を問わず賑わっている。
その中で、最近になって大手丼チェーンで一番安い、豚丼の並、それもつゆだくで頼んで食べている。店によってその量が大きく違うのだが、あまり体によいと思えない食事でも、妙においしく食べる事ができたりする。
豚丼といえば、帯広の豚丼なのだが、それとはまったく別の食べ物になってしまっている。これはきっと私のように、帯広の味を知っている人以外は、違和感はないのだろう。単に牛丼の豚バラ仕様なのだから、豚丼(とんどん)なのは分かりやすい。でもあの炭火でじっくり甘辛いタレで焼かれた豚丼の味を知ってしまうと、あまりのギャップに失望すらしてしまうのが、豚丼(とんどん)だったりする。
まあ300円以下で食べられるものは限られる訳で、時間も節約でき、そこそこ満腹感もある豚丼(とんどん)は、実は結構嫌いではない。体の為には、もっと塩分控えめで、ご飯を減らし、野菜類を取りたい所だが、毎朝最近朝食には、野菜ジュースとヨーグルトを食べている事、誤魔化している自分がいる。
写真はそんな豚丼(とんどん)と比べものにならない一品。一度は食べてみたい、何度も食べたい、帯広はぱんちょうの豚丼。
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懐かしきホンコン

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

ホンコンといえば中国。マカオや九龍などを包括する坂の町。というと海外の話になるのだが、今回のホンコンはちょっと違う。
会社の同僚が、北海道の千歳の美々川へカヌーを漕ぎに行ってきた。今年はどうも北海道の晴天率が高いのか、非常に蒸し暑かったそうだ。気持ちのよさそうな青空の下、楽しそうな写真をみせて貰った。
千歳の川というと、あまり綺麗じゃないような感があるのだが、それなりに綺麗だったようだ。北海道の川といえば、天塩川から十勝川、釧路川などカヌーで糟行したい川が豊富なのだが、通して下れる川というのは実は少ない。何らかの手が加わっているのは、土建屋天国の北海道でもある訳で、ただそれ以上に広大な土地があるが為に、あまり目立たないだけなのだろう。
私自身はそんなに川下りはしたことがないのだが、カヤックでのリバーツーリングは好きだ。カナディアンよりもやはりカヤックの軽さに魅力を感じる。カナディアンでゆったりと下るのもいいのかもしれないが…その同僚は別に申し合わせた訳ではないのだが、まったく同じ艇を持っていた。持っていたというのは、既に転売してしまったので今は所有艇がないのだが、私の艇もいい加減ヤバい状態になっているだろう。転売もできない状態になっている事が想像できる。無駄な事をしてしまった。
その同僚がお土産を買ってきてくれた。北海道内ではメジャーな、S&B食品のホンコンヤキソバ。私が学生時代、北海道を旅している最中によくお世話になった。安売りの日には、ダンボールで買った事もある。なぜかS&B食品製なのに、内地ではあまりみかけない。
他にも道内ではメジャーな食べ物が色々とあるが、道内だけで売られている食品というのは結構ある。私が好んでテント生活をしていた道東の某丘は、日差しが照れば強烈に暑く、名物の霧や小雨に包まれている時は強烈に涼しい。町からも結構離れているので、雨の日にバイクで買い出しに行くのはなかなか大変なので、それなりに保存がきく食品をある程度ストックしていた。
ハイジーの家で食事を取れるのだが、そうしょっちゅう食べていたらお金がいくらあっても足らない。なので、キャンプでもある事から自炊をするのだが、和琴のキャンパーと違って、丘のキャンパーはインスタント系がやはり多い。料理好きなキャンパーがいると、エンゲル係数もあがるが難だが、おいしい料理をご相伴に預かれる。その為、その他の時用に、インスタントラーメンなどは必ずといっていい程ストックされていた。ルル(キタキツネ)に荒らされないように、ダンボールの中の貯蔵庫に入れられて…。
その中で、汁物ではなくさっと食べられるこのホンコンヤキソバは手軽で人気があった。おいしいかというと、決しておいしい訳ではなく、手軽なのだ。カップラーメンなどはゴミも出るし割高なので、袋のラーメンばかり買っていた。ダブルラーメンやマルタイなども併用したりしていた日々だった。
またお前、ホンコンか、という会話も交わした。私以外もホンコン愛好家が多く、あと一の市で買った野菜餃子100円なども人気があった(と思う)。自転車乗りなどは、白米を食べないと持たないと、一人でも3合とか炊いていた。私も自分一人でよく米は炊いたのだが、この頃から米炊きで食べられない状態になったというミスはない。なぜか、米炊きは得意なのだ。
今回、そんなものをお土産で買って来られ、笑うしかなかった。他の後輩などにも配ったらしいが、判る人は私だけしかいなかった。
これは、焼きそば好きの由のお昼になるだろう。
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仕出し弁当

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

会社では社員食堂はない。昔はある所に在籍していたのだが、その頃は確かに夕食にも社食を使った。何といっても安いのがよいのだが、メニュー的には体の事は殆ど考えられていない。ラーメンやカレーなどばかり。
新橋や茅場町、浅草橋の顧客先に常駐していた頃は、昼は外に食べに行った。結構なコストがかかったのだが、他に方法がなかったのだ。それでもランチで安めの所をみつけて行った。必然的に行く店も決まってきて、栄養が偏るのが判っていた。
本社ビルに勤務するようになってからは、殆ど仕出し弁当だ。職場に販売しにくる弁当は、380円と安いのもあるのだが、とにかく脂っこい。メニューもいつも似たようなものだ。しかし、ある年から、玉子屋という大森にある仕出し弁当屋を頼む人が有志で増えてきた。私もここの弁当を一度食べてからは、すっかりファンになってしまっている。
420円で日替わり、そして魚と肉と野菜が必ず入っており、バランスとボリュームがある。ボリュームは女性だと多すぎると言って敬遠されてしまうのだが、それはそれ、ご飯を半分残すなどコントロールすればよい訳で。ただ勿体ないと思う事もあるのだが、自分の体の状態には変えられない。
魚だと骨が苦手な私は、定食屋に入っても焼魚などは鯖くらいしか頼まない。しかしこの弁当には、サンマの半身や鯖やまれに赤魚も入る。ちょっとだけなので食べやすい為、私でも食べられる。ただ、全体的にちょっと味が濃いめなのが玉にきずだ。
キャンプ中の料理なんか、塩分が多く正直そんなに健康面ではよくない訳で、普段のお昼、一番しっかり食べるものとして、1社がメニューを通して考えてくれた方が良いような気がしている。そんな中で、玉子屋はコストパフォーマンスが結構高いと思う。
何度かテレビでも紹介されていた。相当な量を出荷しているらしい。弁当ビジネスの、成功しているいい例だろう。
写真はある日のその弁当。携帯で撮ったのでちょっと分かりにくい。
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