いかなごのシーズン
yonkichi, · カテゴリー: 食べ物昨年の今日、あの運命を変える出来事があった。
1年が経ち、何が変わったのだろう。少なくとも国も東電も何も責任を取っていない。自然災害は起こる。しかしそれを予測したり対策をしなければならない立場の者が、何ひとつ責任を取れない日本という国には、ほとほと呆れる。
愛国心というのは何だろう。国を敬い奉る気持ちは、自分以外の人やものに対して尊敬の念を抱きつつ、関係が成り立つのは、人間という生きものだからこそではかったのか。
この狭い島国、日本。美しい風景や文化が、愛国心というものにつながるものだと思える。旅をしてそれをより強く感じた。日本をもっと知って、みてみたいという気持ちから、19歳の時に実行に移した日本縦断。その時に感動を憶えた日本の風景を、金儲けと権力と自尊心と自己利益のために利用した連中に汚されてしまった事が、何より悔しい。
山や川や海はあの時と変わらず、と言えなくなってしまった今、西の海からこの季節の風物である「いかなごのくぎ煮」が届いた。
由のおかあさんの手作りの味は、春の知らせ。少しだけ、気持ちが休まる想いだった。
写真はさっそく和風の朝食に。生姜版と山椒版、そして茎わかめの佃煮。味噌汁は瀬戸内海で採れたもの。
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