時には地を這うように、時にはささやくように
散歩をしに行く公園のひとつに、カワセミがいる。毎週末、いや平日も、定年になったおじさんが高価なレンズとカメラを巨大な三脚にセットして多数が狙っている風景がみられる。
他にもカワセミが住んでいる水場があるようだが、ここは散歩にもいい上に、野鳥の楽園にもなっている。野鳥にあまり興味がない私にとっても、カワセミの鮮やかな色は眩しい。装備は貧弱だが、撮ってみたくなるというものだ。
よってくーだけでなく、この公園ではカワセミを探す仕事も増えてしまうのだった。
写真はそのカワセミさん。つがいでいるようだ。
犬友さんから昨年から誘っていただいている、夜桜会。場所は某遊園地の中で予約すると座席が確定しつつ、桜をながめながら料理を楽しめるという、ちょっと値段は張るがあわてずに確実に場所を確保できる花見なのである。
開始までの少しの間、くーも園内を散策。人が多いのはこの日が夕方から入場無料だからか、桜がいい感じに咲いているからか。どちらも理由だろう。
アトラクションから悲鳴があがる中、くーと散歩をするのだった。
写真はそんな大げさなアトラクション前のくー。
この季節になると、散歩の目的のひとつに桜鑑賞が加わる。そして当然ながら毎年のように同じように、くーと桜を一緒に撮影する。今年もそんな時期がやってきた。
この春は遅くまで雪が降ったり、寒かったりして開花が遅れたが、ここ数日で一気に開花してきたようだ。早速有名なところではなく、くーが一緒に桜の花に近寄れる場所に行った。
こういう写真を撮るためには、カメラマンは草だらけになりながら寝ころんだりする。毎年の事だから一目も気にならない。
写真はそんな風にして撮影した１枚。笑顔のくー。
