丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

うどん店巡り その7

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

今日は琴平から善通寺から坂出までの間で、いくお店を調整していたのだが、停まった宿は安く旅人向けでもあったので、さぬきうどん巡りをするお客さんもよく利用するようだった。その関係で、パウチされたうどん店の案内があって、前夜に調べてみた。
基本的にはさぬきうどんマニアの会社の後輩からもらった情報と、映画から今回巡るお店をピックアップしたのだが、丁度ベルメゾンで毎月さぬきうどんの冷凍生麺が届くというのに申し込んでいた事で、そのパンフレットも参考までに持参してきていた。これらはあの麺通団がプロデュースしていた。
それらとは別に、あらたな情報から急遽よってみようという事にした店が、今日2件目の宮武うどん。地元では有名なお店だというのだ。
ちょっと離れた大きめの駐車場に車を停め、田んぼ沿いの舗装道路を200m程歩くと、細い入り口へのアプローチを抜けると普通ののれんがかかった玄関があった。
店に入ると、若い女性が洗い物をし、店主らしきおじさんが奥で麺を打っていた。観光客向けの説明をその女性が細かくしてくれる。ちょっと雰囲気的には残念だった。
ここでも私はあつあつの小と、由はひやあつの小。天ぷらは私がげそ天と、由がレンコン天を頼んだ。
うどんはちょっとモチモチ気味。ダシは薄めだが私は好きな感じ。しかしパンフレットにあったような、人気のお店だったのかはわからないという感じだった。これも好みだろう。どちらかといえば、さっきの山内の方が好みだった。それでもこういうのもアリだと思えるものだったが…
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うどん店巡り その6

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

琴平からちょっと郊外に向けて車を走らせる。これから朝食をとりに、うどん屋へ向かう為だ。
田舎道を走り、といっても3桁国道や県道を走りつないでいるので、そんなに酷い道ではない。四国の道の中ではコンディションがよい道といえるような、商店はまったくなく、時折農家や民家がある寂しい道をゆく。
映画「UDON」で、道案内とはとても言えない説明でうどん屋へ向かっている時に映っていた分岐がいきなり現れた。そう、そのY字路を右に回り込むように曲がり、坂を登っていくと、そのあがりきった所に「山内うどん」は素朴に現れるシーン。まさにフラッシュバックと言える、そのままの風景だった。
山内うどんは、薪で釜を沸かしている。外には薪が積み上げてあり、奥から若い男性が運んでいた。店構えは素朴でいい感じ。私たちが店に入った時はまだ時間が10時頃だったので、他にお客さんはいなかったが、元気なおばちゃんが声をかけてくれて、げそ天をすすめてくれた。あとで映画を見直すと、しっかり出演されていたおばちゃんだったのだが、この時は震災の時の話や、東京からうどんを食べに来たという話題で、ひっきりなしに話が続いていた。
さて頼んだうどんは、私はあつあつの小で由はひやあつの小。ダシがしっかりきいて、うどんは少々太めのエッジのたったコシが強めの麺。好きな味だ。朝からなかなか好みの味でいい気分だ。げそ天がお勧めで、雰囲気満点のお店だった。
前日からのうどん巡り、6件目という意味では、上位2~3位といった感じだった。
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うどん店巡り その5

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

実質今日最後になった前場製麺所。町中にあって、駐車場も広いが、客はいなかった。車は余裕で停められる。
既に腹がいっぱいで、もうそろそろ厳しくなってきた。時間も14時半をまわり、ずっと食べ続けてきたのでそれも無理もない。ざるがあると聞いて、今回はじめてざるを頼む。これならまだ食べられそうだったからだ。あと四国のうどん屋には必ずといっていいほどある、おでん煮から筋肉を1本。めずらしい昆布天があったので食べてみるが、固すぎた…
店は普通の食堂くらい規模があって、こあがりすらある。壁には夏休みの宿題のように、うどんの作り方や種類についての手書きのレポートのようなものが張られている。なぜなのかわからなかったが、入口近くには昆虫の研究発表のようなものもあった。
水でしめたざるなので、コシに期待をしたが、思いのほかモチモチ感があり、逆にコシは不足気味。でも冷たいうどんも美味しい。
水用のコップが全部ワンカップのリサイクルというのも雰囲気があった。
食べ終わった所で次に行く店を断念し、くーを遊ばせる場所を探しに行く事にした。1日目が終了したという事だった。
写真は田舎のうどん店の店構えという感じの、前場製麺所。時間がはずれていたせいか、静かな佇まいだった。
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