丘に吹く風

時には地を這うように、時にはささやくように

うどんな日々

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

讃岐うどんの生麺を手に入れてから、レパートリーとしては大体主なものは作ってみた。ただ、だしについては微妙で、自分の舌に自信がない私は、あくまでテキトーなのである。
かの麺通団の「続・うどラジ」を愛聴している私にとって、中でのヨタ話も楽しんではいるが、うどんの話についてはチェックしている。ある放送の中で、現地の人はうどんが出てきて最初にダシの味見をするか、うどんをいきなり食べるか、という話があったのだが、地元の人は通ぶってダシから先に味見なんかしないという。いきなりうどんののどごしを楽しむというのだ。それは言い得て妙なのである。私は他の麺類についても、いきなり最初に麺を食べるタイプなのだ。
言い訳はおいといて、がもうの生うどんを冷凍したもののストックは日々減っていっている。この週末で800g消費したのだが、最初に4kg買っている分は無駄に食べずに楽しみながら大事に食べているのである。
今回は1人あたりのメニューで、冷たいおろしぶっかけにあげをトッピング+釜玉各100gずつと、冷たい肉山かけぶっかけ。
うどんを作る時は、以前はティファールのインジニオの一番大きな鍋を使っていたが、そのほぼ倍ある、思い出の寸胴を使っている。その分、うどんの仕上がりはなかなかよい。準備と後始末とうどんを湯からあげる時がちょっと面倒だが、おいしく食べなければ折角のがもうの生うどんに申し訳ないと思うからだ。
余談だが思い出の寸胴とは、20年前から続いている、北海道で知り合った旅仲間の集まりが毎年あるのだが、由と一緒になった97年の秋の集まりの時、友人に買って貰ったものである。バイクのキャンパーは、何年たっても装備はソロのクッカーやストーブなのだが、このあたりからアンバランスな大きな鍋やストーブが登場するようになったのだ。
但し、今でも食事はそれぞれが作り、それぞれが自分のタイミングで食べるのは変わらないのがおかしい。
キャンプで楽しむにはうどんもいいのかもしれないが、平らでしっかりしたスペースなんかない我々のキャンプ地でうどんを打つなんて無理以外なにものでもない。あっても生うどんを持ち込んで茹でて食べる、という事くらいだろう。
写真はある日のうどんの夕食。
釜玉と釜かけ。どちらも暖かいの。
20080609a.jpg
温卵ぶっかけの暖かいのと、山かけぶっかけの冷たいの。
20080609b.jpg

いまだ讃岐うどん熱さめず

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

昨年の晩秋に、香川の讃岐うどん巡りをしてから、ずっとその奥深さに引き込まれている。行っていない店は当然恐ろしい数あり、明日にも行きたい店が次々と浮かんでくるのだ。
通勤時間はここ最近、J-WAVEではなくFM香川のポッドキャスト配信による、かの麺通団の「うどラジ」を時間があれば聴いている。映画「UDON」公開前に放送された「うどラジ」から、その後現在も放送中の「続・うどラジ」までをiTunesでダウンロードすると、2GBまでになるMP3ファイルなのだが、全てを一気に聞き終えてしまったほどだ。
またいつ行けるかもわからない今、「超・麺通団3」や、プレミアムボックスの「UDON」までAmazonで買ってしまう始末。すっかり病気とも言える。
前者はことこまやかに讃岐うどんを食べる暗黙のルールやおいしい店の平面図やエピソードなどマニアックな内容満載。発刊は2006年ではあるが、内容はまだまだ使える。後者は本編2時間弱の所、3時間の編集前版DVDや、メイキングのDVDまで入っているというので思わず観てみたくなってしまったのだ。
冷蔵庫には讃岐直送の生うどんも消えてしまった。ざっと3kg分が2週間たたないうちに消えた事になる。GWがあけたので、また発注する予定だ。
今年の秋にまた行けるだろうか。行けるとしても、岡山まで新幹線のぞみで行き、坂出までマリンライナーでという方法が現実的だと思う。朝5時前に家を出られれば、10時半には坂出駅に着いてしまうのだから。
色々勉強していくうちに、まだまだ深いうどんの世界が見えてくる。こういうのが旅に繋がるから面白い。
写真は讃岐うどんの商品名にそそられ、朝っぱらからカップうどんの図。でも讃岐風というにも無理がありすぎる味であった。
20080508.jpg

つけ麺のメジャー化

yonkichi, · カテゴリー: 食べ物

昨日の話に続き、その友人のらー麺屋の話。
東池袋にリニューアルした大勝軒は、つけ麺のはじまりだと聞く。もともとはまかない食だったというのだが、今ではすっかり我が家の近くでも、つけ麺が食べられる店が増えた。
高田馬場の周辺には、つけ麺の店が特に多い。そしてたまに行く徳島ラーメンの「うだつ食堂」でもつけ麺が好きだったりする。
ただ正直な所私個人で言えば、やはりラーメンやラーメン。つけ麺はラーメンとは違うという感じを持っていて、熱い汁がはられた丼に麺が浮くラーメンが、それらしくて好きだった。ただそれが友人のつけ麺を食べてから、ああ、これは別の食べものなのだなという気持ちが沸くようになった。
その友人のラーメン屋は、つけ麺の方が受けがいいそうだ。実際、私もこの太麺と香ばしいさくらえびが散らされた豚・鳥・魚のとろっとしたスープは驚いた。普通のラーメンよりもバランスがいいような感じさえする。これはくせになる食感と味なのだ。
これが特製つけ麺。是非、新大塚に立ち寄る事があったら、そしてラーメン好きな方であれば、1度試してみてほしい。当然好みはあるだろうが、私や由の意見は同じ。おいしいと思える貴重ならー麺屋だ。
20080206.jpg